『DQタクト』の好調に加えて、台湾スタジオの従業員数削減や大阪スタジオの譲渡などで費用が減少。
株式会社Aiming(以下、Aiming)は、2020年12月期決算短信(非連結)を2月12日(金)に発表した。当事業年度における売上高は119億300万円(前期比110.9%増)、営業利益は16億7300万円(前期は営業損失8億7100万円)、経常利益は16億5300万円(前期は経常損失8億7500万円)、当期純利益は16億9300万円(前期は当期純損失12億100万円)だった。
経営成績に関する説明
サービス中のタイトルについては、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』がサービス開始から7周年を、『CARAVAN STORIES』がサービス開始から3周年を迎えた。どちらのタイトルも共に長期運営であることから、経年によるKPIの低下がみられるが、有名IPとのコラボレーションなどにより、アクティブユーザー数と課金ユーザー数の改善に取り組んだ。
開発中タイトルにおいては、2020年7月16日に、株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ドラゴンクエストタクト』のサービスを開始した。このほかに、株式会社ビーグリーが発表したスマートフォンゲーム『無職転生~ゲームになっても本気だす~』の開発と運営を担当するなど、オンラインゲーム制作と運営受託において、新規案件の獲得に取り組んだ。
売上高は、『ドラゴンクエストタクト』が好調に推移した結果、前期比で増加した。
費用面では、台湾スタジオの従業員数削減や大阪スタジオの譲渡などにより大きく減少。営業利益や経常利益、当期純利益がともに前期比で増加し黒字転換を達成した。