スマートフォンアプリ『将棋ウォーズ』が安定した収益を計上。緊急事態宣言などの影響で、初期設定フィーの獲得が遅延。
HEROZ株式会社(以下、HEROZ)は、2021年4月期第3四半期決算短信(非連結)を3月12日(金)に発表した。当第3四半期累計期間の売上高は11億2740万円(前年同期比0.5%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+敷金償却)2億5808万円(同30.6%減)、営業利益2億1507万円(同33.7%減)、経常利益2億667万円(同23.5%減)、四半期純利益1億4070万円(同23.7%減)だった。
経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間におけるAI(BtoC)サービスにおいては、全国的な外出自粛影響による巣ごもり需要の活性化やイベント開催などの影響もあり、AIによるサポート機能等を搭載したスマートフォンアプリ『将棋ウォーズ』が引き続き安定して収益を計上した。
AI(BtoB)サービスは、ディープラーニングなどの機械学習技術を集約したAIサービス「HEROZ Kishin」に関わる業務の標準化を続け、資本業務提携先をはじめとする様々な事業会社に同サービスを拡販しているが、当第3四半期累計期間は、政府や東京都から発出された緊急事態宣言中に商談機会が減少したことによる影響が続いたことで、初期設定フィーの獲得に遅延が発生した。
また、中長期的な成長戦略を実現するための先行投資によって、採用教育費などの販売費と一般管理費が増加した。
売上原価においては、人材採用の強化による労務費の増加に加えて、AI(BtoC)サービスの売上増加に応じて課金決済手数料も増加した。