ミドルウェアライセンスの販売不調に加えて、コロナ禍の影響で人材事業も収益減。
シリコンスタジオ株式会社は、2021年11月期第1四半期決算短信(連結)を4月14日(水)に発表した。当第1四半期連結累計期間における業績は、売上高9億400万円(前年同期比14.2%減)、営業損失は1億5300万円(前年同期は営業利益300万円)、経常損失は1億4500万円(前年同期は経常利益700万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億6100万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失800万円)だった。
経営成績に関する説明
開発推進・支援事業
当第1四半期連結累計期間におけるミドルウェアライセンス販売の売上高は、評価期間の長期化などの影響を受けて減収となった。
受託開発に関しては、子会社にて発生した不採算案件の影響などで、売上高は減少した。
ネットワーク構築・運用等のサービスを提供するソリューション売上は、微増となった。
上記の結果、売上高は4億8700万円(前年同期比15.2%減)、セグメント損失は1億900万円(前年同期はセグメント利益2700万円)だった。
人材事業
エンターテインメント業界におけるクリエイティブ人材の求人件数が回復傾向にあるが、即戦力ニーズが高まり、採用基準が厳しくなっているとのこと。それに加えて、緊急事態宣言の再発令以後、求職者の動きが慎重化していることなども影響し、当第1四半期連結累計期間における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ632人(前年同期比15.3%減)、有料職業紹介の成約実績数は67人(同18.3%減)となった。
以上の結果、売上高は4億1100万円(前年同期比9.8%減)、セグメント利益は7400万円(同22.3%減)となった。