社会的課題に対応した活動を推進。エネルギー由来の二酸化炭素排出量削減に向けて、脱炭素化目標を設定。
株式会社バンダイナムコホールディングス(以下、バンダイナムコHD)は、2022年4月にスタートする次期中期計画に向け、社会の一員として持続可能な社会の実現に向けた責任を果たすために、視野をさらに広げ、IP軸戦略を活用したバンダイナムコならではの活動に取り組むサステナビリティ方針を策定したことを発表した。
バンダイナムコグループは、商品やサービスを通じて世界中のファンに「夢・遊び・感動」を提供することで、企業ビジョンである「世界で最も期待されるエンターテインメント企業グループ」になることを目指している。
事業戦略においては、IPが持つ世界観や特性をいかし、最適なタイミングで、最適な商品やサービスとして、最適な地域に向けて提供することで、価値の最大化をはかる「IP軸戦略」を核に活動している。
サステナブル活動では具体的に、IP軸戦略のもと、ファンとともに、環境問題への取り組みをはじめ、バンダイナムコグループが向き合うべき社会的課題に対応した活動を推進するという。
また、上記の一環として、次期中期計画に向けて、活動のマテリアリティの特定(重要項目の再選定)を推進するほか、エネルギー由来の二酸化炭素排出量削減により、脱炭素化に向けた目標を定めたとのこと。
バンダイナムコHDの川口勝代表取締役社長は、今回の発表について「バンダイナムコグループは、社会や顧客をはじめとするステイクホルダーとともに歩む存在として、様々な社会的課題に向き合い、期待に応え、さらには期待の先に行くことが必要だと考えています。環境問題への対応などのサステナブル活動においても、バンダイナムコらしい形で社会の期待に応えていくためには、我々の強みであるIP軸戦略のもと、ファンとともに取り組みを行うべきだと考えています。IPを活用した具体的な活動として、2021年4月1日より、『ガンプラ』のランナー(プラモデルの枠の部分)を全国のファンから回収しリサイクルを推進する『ガンプラリサイクルプロジェクト(関連記事)』をスタートしました。累計7億個以上を販売するヒット商品となっている『ガンプラ』は、ファンとつながり、ファンの意見を取り入れるなど、ファンと一体となって事業を展開することで進化してきました。『ガンプラリサイクルプロジェクト』をはじめバンダイナムコグループが取り組むべき活動においても、IPを通じて企業とファンが一体となって推進することで、持続可能な社会が達成できると信じています。今後もファンとともに考え取り組んでいく、バンダイナムコらしいサステナブル活動を推進していきます」とコメントしている。