マーベラス、『ルーンファクトリー5』など家庭用ゲームの好調で収益増 営業利益は14億円 2022年3月期第1四半期決算短信

スマートフォンゲームは経年と競争激化で収益減。音楽映像事業もコロナ禍で舞台公演の中止などが発生し大幅な収益減。

株式会社マーベラス(以下、マーベラス)は、2022年3月期第1四半期決算短信(連結)を7月30日に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は、64億7300万円(前年同四半期比38.6%増)、営業利益は14億6400万円(同64.4%増)、経常利益は14億7400万円(同65.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億7400万円(同81.1%増)となった。

マーベラス2022年3月期第1四半期連結決算

経営成績に関する説明

マーベラスグループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んできた。

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セグメントごとの経営成績は次のとおり。

オンライン事業
当事業においては、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の4月に実施したコラボ施策が好調に推移したが、リリースから8年目を迎えるなか、前期の売上には及ばず、減収となった。また、4年目となる『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』や、13年目となる『ブラウザ三国志』についても、経年に加え、オンライン市場における競争環境の激化により、売上が減少した。

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この結果、当事業の売上高は14億4800万円(前年同期比30.0%減)、セグメント利益は2億4100万円(前年同期比58.6%減)となった。

コンシューマ事業
当事業のゲームソフト販売部門においては、「ルーンファクトリー」シリーズ最新作となる『ルーンファクトリー5』を、Nintendo Switch向けに国内で2021年5月20日に発売し、好調なセールスを記録した。また、前期に発売した『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』のダウンロード版を中心に北米・欧州の売上が今期にも計上となった。さらに『天穂のサクナヒメ』をはじめとしたリピート販売も好調に推移した。

アミューズメント部門においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けつつも、主力であるキッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』が堅調に推移した。一方で、海外展開中の『ポケモンガオーレ』については、感染拡大地域における一部営業自粛や営業制限実施といった影響を受けた。

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この結果、当事業の売上高は42億7700万円(前年同期比163.5%増)、セグメント利益は15億5000万円(前年同期比250.7%増)となった。

音楽映像事業
当事業の音楽映像制作部門においては、TVアニメ『ヒーリングっど プリキュア』、『アクダマドライブ』、『ミュークルドリーミー』等のパッケージ商品化を行なった。

ステージ制作部門においては、「ミュージカル『薄桜鬼 真改』」、『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』、「舞台『刀剣乱舞』」といったシリーズ作品を公演したが、引き続き新型コロナウイルスによる影響を大きく受け、緊急事態宣言の影響等による公演中止や動員の伸び悩みが響き、大幅な減収減益となった。

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この結果、当事業の売上高は7億4800万円(前年同期比23.5%減)、セグメント利益は1800万円(前年同期比93.6%減)となった。

関連リンク

株式会社マーベラス
2022年3月期第1四半期決算短信(連結)
2022年3月期 第1四半期決算説明資料