秦佐和子の「ゲームがなくちゃはじまらないっ！」【第14回】『アカシックリコード』今後どんな作品からどんなキャラクターが飛び出してくるかが楽しみですね

　みなさんこんにちは、声優の秦佐和子です。
　早いものでもう師走、十二月になりました。
　年々一年が過ぎゆくのが早くなっているように感じますが、特にこのコラムのように月に2回だったり、隔週のお仕事だったり、月に1回のお仕事などがあると、その日が終わったと思ったらあっと言う間に次の回が来て、もうそんなに日が経ったのかとびっくりします。毎週のものだとあまりそうは感じないので不思議です。
　あれよあれよと、月日を重ねてしまわないように、日々をしっかり過ごさないといけないな、という気持ちはあるので後は実行に移すだけですね。皆さんも12月お忙しくなるかと思いますが、お体を大事になさってくださいね。

◆今後どんな作品からどんなキャラクターが飛び出してくるかが楽しみですね

　さて今回も前回に引き続きスクウェア・エニックス様からリリースされている、『アカシックリコード（以下『アカリコ』）』をご紹介させていただきたく思います。

　まずは改めて一度、『アカシックリコード』の世界観について。
　悪魔の書架と言う場所があり、表向きはwebの小説投稿サイトとなっているのですが、実は　そこにはこれまで人間が生み出してきた物語のすべてが集められているそうなのです。しかし、どうやら最近その物語たちが「紙魚」と呼ばれるものによって侵され、消滅させられようとしている。ある日、主人公は突然悪魔の書架の管理人である本の悪魔に召喚され、自分が失っているようである記憶を取り戻すことと引き換えに退治に協力することになるのです。

　ちなみに同じように召喚された主人公の小説家の友人は、なんとも作家らしいものを希望しておりました。本当にこの様な世界が存在するとしたら、実家のワープロの中に保存されているであろう小学生の私が書いた小説などもあるのでしょうか。是非ともそれだけは、早い段階で紙魚によって食い荒らしていただきたいものです。

　紙魚が発生しているからなのかなんなのか、なかなかどのお話も大変なことになっているのですが、前回私がGETした一寸法師ちゃんが出てくる特別なクエストが特になんだか面白いことになっていたので、冒頭をぜひご覧ください。

　幼いころから何度も読んだ物語の主人公たちを引っぱりだして、まさかのコンパ。男女がおりますので、本来の意味のコンパというよりも多分ここでは所謂、

　＞＞合コン＜＜

　を指しているのではないかと思われます。

　みなさんは合コンなるものに行ったことはありますでしょうか。私は残念ながらそういった経験はないのですが、お店のお手洗いで合コンに来たであろう女子たちが本当に作戦会議をしているところに出くわして、そんなドラマみたいなことって本当にあるのだなとびっくりしたことがあります。
　そこにいたのは女性2人だったので、2対2だった場合席には男性2人残されていることになりますし、3対3だった場合女性1人が孤軍奮闘、場を繋いでいたのかもしれません。そのどちらも非常に微妙な状況かと思いますので、ぜひ4対4以上であっていて欲しいなと思わずにはいられない私です。

　紙魚でさえも

　どうもシリアスではない説明が名前の前についてしまっています。
　しかし一寸法師と浦島太郎と桃太郎が一堂に会する合コン。字面だけを見ると、何かのTVCMの映像で再生されそうですが、『アカリコ』ではラノベから出てきたカワイ子ちゃんたちが来ますからね！ きっと世間的には“当たり”の合コンだと思います!!

　さて、この合コンがどんな結末を迎えるのかは、ぜひ『アカリコ』をプレイして、最後までご覧になっていただきたいと思います♪
　さすが物語を題材にしているだけあって、ひとつひとつの物語が本当に面白く、遊び心に溢れたものが多いので、ゲームだけでなくストーリーも楽しめる作品になっていますね。

　現在小説版『アカシックリコード』がWEB連載されているので、ゲームに小説にさらに奥深く『アカリコ』の世界を楽しむことができそうです。
　それぞれのキャラクターの詳細ページからみられる断片的な物語もとても気になるものばかりなので、いつか本当に全編が読めたらいいな、なんて思います。

　後は今後どんな作品からどんなキャラクターが飛び出してくるかが楽しみですね。個人的にご提案させていただきたいのは、3匹の子ブタから、美少年3人兄弟なんてどうでしょうか。その場合はどの世界観になるのでしょうね？ ＜ラノベ＞でしょうか、それとも＜乙女小説＞かな？
　意外とミステリーにして、美少年子豚3兄弟の探偵ものなんかもいいですね。長男が検察、次男が刑事、末っ子が探偵……妄想が捗りますね。しかし、ばらばらで実装されたら3兄弟集めるのが大変そうです……。

　最後までお付き合いありがとうございました。
　次回もまたよろしくお願いいたします。

　秦佐和子