いくらなんでもそこまで原作設定を忠実に再現しなくてもいいと思うんです。
まぁね、今回も突拍子もない書き出しで始まってしまい、読者のみなさんもさぞかし「さてはこいつ、日本語が母国語じゃねえな?」と僕の国籍に疑問を持つかと思うんですが、いったいなんの話かって言えば、そりゃあカマイタチですよ、カマイタチ。
カマイタチというのは簡単に言ってしまえば日本に古くから伝わる妖怪みたいなものでして、出血させることなく人間に切り傷をつけていくという悪いバケモノなんですね。それでこの妖怪は「1匹目が人間を転ばし、2匹目が斬り、3匹目が血止めの薬を塗る」ことで人間に傷をつけているらしく、つねに3匹ひと組で行動しているようです。
「なんで『ウチ姫』のプレイ日記でいきなり妖怪の話を始めてるんだこいつは」って感じですけど、まぁ聞いてくださいよ。あのですね、1月12日(火)から1月18日(月)までプチ称号イベント「湯けむりプリンセス」が開催中なんですけど、そこにね、出るんですよ。妖怪が。
▲妖怪カマイタチの姿が!
まぁカマイタチ自体はクリスマスのイベント時から追加された敵キャラなので今さら驚くことでもありませんが、問題はそこではなく「登場の仕方」にあるんです。上の画像ではカマイタチ2匹に通常の竜巻がひとつという配置になってますよね。これがステージ1の配置なんですけど、ちょっとステージ2以降の敵も見てくださいよ。
▲ステージ2。闇属性カマイタチ2匹と竜巻ひとつ。
▲ステージ3。光と闇のカマイタチ各1匹と竜巻ひとつ。
▲ステージ4。光属性のカマイタチ2匹と竜巻ひとつ。
つねに、竜巻が、3つ、ある。
いやいやいやいや。竜巻置きすぎでしょ。風巻き起こりすぎでしょ。今回のイベントはタイトルが「湯けむりプリンセス」なわけですけど、こんなに竜巻があったら湯けむりなんて1秒と持たず吹き飛びますよ。「湯けむりプリンセス」じゃなくて「砂けむりプリンセス」になりますよ。
もうね、ステージ1からボス戦に至るまで「カマイタチ2匹竜巻ひとつ」の配置なんです。まるで日本古来から伝わるカマイタチの伝承を受け継いでいるかのように三位一体を崩さないんです。
そりゃあ吹き飛ばされただけではダメージはありませんけど、周囲にいるほかの雑魚敵はいたって普通にボコボコと殴りかかってきますからね。強制的にターン終了させられた王子がリンチされますからね。そんなのが5ステージも続けばカエル王子だってつぶれてTシャツの柄になってしまうというもの。
しかもレアボスに至ってはカマイタチ5匹竜巻ふたつと倍以上に増え、吹き飛ばないほうがおかしいみたいな配置になっている始末。
▲レアボスは怒涛のカマイタチ5匹と竜巻ふたつの配置。
「いや、そこは原作再現を貫けよ! よりにもよって増やすなよ!」って感じなんですが、液晶画面に文句を言ったところで風がやむわけもなく、とにかく今回のイベントは「竜巻に気を付けてください」というニュース番組のお天気コーナーみたいなことしか言えない状況になっています。
ボス戦だけでなく道中の竜巻対策も重要になってくるため、ガードサイクロンとメタル化をしっかり準備して挑みましょう!