トーセ、売上の計上時期が第2四半期以降に集中した影響で営業損失4700万円。平成30年8月期第1四半期決算。

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サポートを行なっている『ドラクエライバルズ』が1200万DLを突破。スマホ向けゲームの開発依頼増加に伴いゲームソフト関連の売上が減少。

株式会社トーセは、平成30年8月期第1四半期決算を2018年1月12日(金)に発表。売上高7億1700万円(前年同期比28%増)、営業損失4700万円、経常損失3600万円、親会社株主に帰属する四半期純損失3800万円となった。

トーセ平成30年8月期第1四半期決算 トーセ業績ハイライト

経営成績に関する説明

「サービス業務の拡大」「グローバル化の推進」「サービス分野の拡大」「収益基盤の拡充」の4つの成長戦略の推進に取り組み、中長期的な企業価値と資本効率の向上に努めてきた。また、開発・運営のサポートを行なっているスマートフォン向けゲーム『ドラゴンクエストライバルズ(配信元:株式会社スクウェア・エニックス)』が1200万ダウンロードを突破。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、スマートフォン向けゲームにおいて運営業務を着実に遂行したこと等により、売上高は7億1700万円(前年同期比28.0%増)となった。

一方、利益面では売上高が増加したものの、前連結会計年度と同様に顧客と取り決めた開発スケジュールの関係で、売上の計上時期が第2四半期以降に集中。それにより、営業損失4700万円(前年同期は営業損失9200万円)、経常損失3600万円(前年同期は経常損失4200万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失3800万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失5200万円)となった。

開発完了タイトル数に関しては、家庭用ゲーム機向け1タイトル、パソコン向け1タイトル、携帯端末向け6タイトルの合計8タイトル。

セグメント毎の業績は、以下。

デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルコンテンツの企画・開発・運営などを受託。

ゲームソフト関連の売上は、スマートフォン向けゲームの開発依頼の増加に伴い、適切な人員配置を行うため、モバイルコンテンツ関連に多くの開発人員を投入したことで1億3100万円(前年同期比26.0%減)となった。

モバイルコンテンツ関連では、スマートフォン向けゲームにおいて運営業務を着実に遂行。運営売上が大幅に伸長した結果、売上4億9400万円(同58.1%増)。

パチンコ・パチスロ関連は、規制強化の影響により厳しい受注環境が続いたものの、4100万円(前年同期の売上はありません)を売り上げた。

上記の結果、デジタルエンタテインメント事業は、売上高6億6700万円(前年同期比36.1%増)。しかし、ゲームソフト関連を中心にロイヤリティ売上が減少した影響で、営業損失は700万円(前年同期は営業損失500万円)となった。

その他事業
東南アジア向けのコンテンツ配信事業、SI事業、子会社の株式会社フォネックス・コミュニケーションズ(以下、フォネックス・コミュニケーションズ)による家庭用カラオケ楽曲配信事業、パソコン向けアバター制作業務などの新規事業を展開。

フォネックス・コミュニケーションズにおいては、新規案件の受注が低調に推移したことで当事業の売上高は4900万円(前年同期比29.0%減)となった。また、事業戦略の見直しに伴い、前連結会計年度に発生した東南アジア向けコンテンツ配信事業における先行投資の費用計上がなくなった影響で赤字幅が縮小し、営業損失は3900万円(前年同期は営業損失8700万円)。

トーセセグメント

連結業績予想に関しては、平成29年10月10日に公表した内容から変更はないとのこと。

トーセ業績予想

関連サイト

株式会社トーセ公式サイト
平成30年8月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2018年8月期 第1四半期決算説明資料

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