セプテーニHD、国内外で主力事業が堅調に推移し、営業利益7億円。2018年9月期第1四半期決算。

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主力のネットマーケティング事業が好調。海外の収益比率は過去最高を更新。

株式会社セプテーニホールディングス(以下、セプテーニHD)は2018年9月期第1四半期決算を2月1日に発表。当期連結経営成績は、収益40億2800万円(前年同期比12.3%増)、営業利益6億9400万円(同9.9%減)、Non-GAAP営業利益7億200万円(同13.8%減)、税引前利益8億5300万円(同14.1%増)、四半期利益5億5500万円(同60.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期純利益5億5500万円(同60.6%減)となった。

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経営成績に関する説明

当期間では、主力のネットマーケティング事業が、国内・海外ともに堅調に推移した結果、増収となった。メディアコンテンツ事業は、マンガアプリ「GANMA!」のメディア規模拡大を目的とするマーケティング投資を継続的に実行。それにより、前期に続いて営業損失を計上している。

また、2017年10月より人事制度を改定し、人材投資を積極化。2018年9月期においては、業績連動賞与を中心とした販売管理費の増額を織り込んでおり、当四半期で給与等の人件費が増加した。

一方で、自社の持分法適用関連会社であるアクセルマーク株式会社については、2017年11月8日付で保有株式の一部を売却したことに伴い、持分法投資利益を計上。

以上の結果、収益40億2800万円(前年同四半期比12.3%増)、営業利益6億9400万円(同9.9%減)、Non-GAAP営業利益7億200万円(同13.8%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は5億5500万円(同60.6%減)となった。

セグメント毎の業績は、以下。

ネットマーケティング事業
スマートフォン向けを中心としたインターネット広告の販売をはじめ、自社サービスとしてクラウド型CRMサービスやアフィリエイトネットワーク等のマーケティングプラットフォームの運営など、インターネットを活用した包括的なマーケティング支援サービスを企業向けに展開。

スマートフォン向け運用型広告を中心とするネット広告市場の拡大を背景に、積極的な営業活動を展開し業容拡大をはかった。成長著しい動画広告や自社メディアの販売に注力するとともに、顧客・商品ミックスの改善に取り組み、収益性向上に努めてきた。特に、海外市場においては、アジア圏を中心に収益が拡大し、連結に占める海外収益比率は過去最高を更新したと発表。

上記の結果、収益は38億500万円(前年同四半期比10.8%増)、Non-GAAP営業利益は14億7000万円(同0.2%減)となった。

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メディアコンテンツ事業
「マンガコンテンツ事業」では、自社IP(知的財産)の企画・開発を目的として、マンガ家の育成・支援を手がけ、専属作家によるオリジナル作品を中心に構成されたマンガアプリ「GANMA!」を自社メディアとして運営。その他に、社内ベンチャーから生まれた新規事業として、「採用プラットフォーム事業」、「社会貢献プラットフォーム事業」「医療プラットフォーム事業」等を展開。

マンガアプリ「GANMA!」の規模拡大のため、オンライン広告を中心としたマーケティング投資を継続的に実行。その結果、「GANMA!」の累計ダウンロード数は2017年12月末時点で約929万となり、前年同月比で約2.1倍に伸びた。また、「GANMA!」に掲載される広告の販売も、ブランド広告市場の開拓を推し進め、広告収益を中心とするアプリ収益は前年同四半期比約2.5倍に伸長した。

上記の結果、収益は3億100万円(前年同四半期比46.5%増)、Non-GAAP営業損失は3億300万円(前年同四半期は1億9300万円の損失)となった。

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連結業績予想に関しては、2017年11月9日に公表した2018年9月期第2四半期連結業績予想(2017年10月1日~2018年3月31日)から変更はないとのこと。

関連サイト

株式会社セプテーニホールディングス公式サイト
2018年9月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2018年9月期 第1四半期決算説明会資料

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