松竹と東急レクリエーションはベトナムの映画産業に参画。映画興行市場と個人所得水準が上昇するベトナム市場の拡大に期待。
松竹株式会社(以下、松竹)は株式会社東急レクリエーション(以下、東急レクリエーション)と、ベトナムでシネマコンプレックス事業を展開するBHD Media Joint Stock Company(以下、BHD Media)の株式約28%を、新設したシンガポールの合弁会社を通じて、2019年1月に取得したことを、公式サイトで発表した。
松竹は、「日本文化の伝統を継承、発展させ、世界文化に貢献する/時代のニーズをとらえ、あらゆる世代に豊かで多様なコンテンツをお届けする」をミッションに、をミッションに、新宿ピカデリーなど30の劇場297スクリーン(共同事業体含む)の映画館を展開。映画の上映に加え、コンサートや演劇、スポーツなどのライブビューイング(生中継上映)を提供している。
東急レクリエーションは「エンターテイメントライフをデザインする企業へ」を経営ビジョンに掲げ、シネマコンプレックスチェーン「109シネマズ」を19のサイト175スクリーンを展開し、最新の映像設備をいち早く導入することで「臨場感溢れる映像体験」を提供している。
今回、松竹と東急レクリエーションが株式を取得したBHD Mediaは、傘下のBHD Cineplex社を通じて、ホーチミン市とハノイ市を中心に計9館のシネマコンプレックス事業を展開している企業。ベトナムでは、映画興行市場が成長していることに加え、経済成長に伴い、個人の所得水準が上がっていることから、今後の市場拡大が期待されている。
松竹と東急レクリエーションは、両社の今まで培った経験やノウハウを活かして、ベトナムにおける映画産業に参画すると公表した。