and factory、大手出版社とのマンガアプリが好調に推移 営業利益1億円 2019年8月期第2四半期決算

スクエニや白泉社、集英社と共同開発した各アプリが堅調に推移し収益に貢献。IoT事業では宿泊施設「&AND HOSTEL」を2店舗オープン。

and factory株式会社(以下、and factory)は、2019年8月期第2四半期決算を4月12日(金)に発表。当期累計経営成績に関しては、売上高は9億9500万円、営業利益は1億200万円、経常利益は8100万円、四半期純利益は5500万円だった。

and factory

経営成績に関する説明

and factoryは、Smartphone APP事業において、主に大手出版社と共同開発したスマートフォン向けのマンガアプリの収益拡大に注力してきた。

IoT事業に関しては、スマートホステル「&AND HOSTEL」の出店に注力するとともに、宿泊管理システム「innto」や、客室タブレットサービス「tabii」など、宿泊施設向けのIoTソリューションサービスを提供してきた。

以上の結果、当第2四半期累計期間における売上高は9億9506万円、営業利益1億296万円、経常利益8164万円、四半期純利益5528万円となった。

セグメント毎の業績は以下。

Smartphone APP事業
当第2四半期累計期間においては、株式会社スクウェア・エニックスと共同開発したマンガアプリ『マンガUP!』と株式会社白泉社と共同開発したマンガアプリ『マンガPark』が、積極的な広告宣伝や新規連載開始などにより、MAU(1ヶ月に一度でもアプリを利用したユーザーの数)が増加、作品追加などでARPU(ユーザー一人当たりの収益単価)が向上したことで、サービス開始以降、好調に推移している。

2018年11月にリリースした株式会社集英社との共同開発マンガアプリ『マンガMee』に関しても、開発に係る売上を収受し、リリース以降MAUとARPUが好調に推移している。

上記の結果、売上高は8億1414万円、セグメント利益は2億6350万円となった。

IoT事業
当期累計期間では、and factoryが注力するIoT体験型宿泊施設であるスマートホステル「&AND HOSTEL」の企画、開発が進行し、ホステル開発に係るコンサルティングや不動産の仲介などの売上が順調に推移。2019年2月には「&AND HOSTEL MINOWA」「&AND HOSTEL ASAKUSA」の2店舗をオープンした。

宿泊管理システム「innto」については、当第2四半期会計期間末における施設数は171施設と増加し、客室タブレットサービス「tabii」は「変なホテル」への導入を中心に、導入施設数が増加した。

一方で、「&AND HOSTEL」の開業準備費用や「innto」「tabii」の展開規模拡大に伴う拡大費用など、積極的な投資を行なってきた。

上記の結果、売上高は1億5160万円、セグメント損失は3502万円となった。

その他事業
インターネット広告の代理サービスや記事制作サービスを中心に事業を展開

上記の結果、売上高は2930万円、セグメント利益は868万円となった。

関連サイト

and factory株式会社公式サイト
2019年8月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)