講談社創業者の野間清治氏が収集した美術品や出版文化資料などを展示。建物診断の結果、美術品や来場者の安全を考慮し、休館することを決定。
株式会社講談社(以下、講談社)は、美術品や資料などを展示する「講談社 野間記念館」を、2019年夏季展「近代日本の美人画」展を終了する7月15日(月)をもって、一時休館することを発表した。
「講談社 野間記念館」は、講談社の創業90周年事業の一環として、2000年4月に設立された施設。講談社の創業者である野間清治氏が、大正期から昭和初期にかけて収集した美術品を主体とする「野間コレクション」や、明治から平成に渡って蓄積されてきた「出版文化資料」、講談社とゆかりの深い画家の村上豊画氏の「村上豊作品群」を主に展示している。
本発表に関しては、大掛かりな建物診断を行なった結果、今後の美術品の展示や収蔵、来場者の安全性を考えた結果、2019年夏季展をもって休館することを決定した。
講談社は、今後、新たな文化的施設を建設する計画であると発表し、新施設では所蔵美術品の展示も行なう予定と公表。今後の展示については、詳細が決定次第、公式サイトなどで案内するそうだ。