6月に少女マンガ史上最多の単行本101巻を刊行し、今も連載が続く「パタリロ!」の作者魔夜峰央氏のデビュー45周年記念イベント。
株式会社白泉社(以下、白泉社)は、2019年9月21日~11月10日の期間に、北九州市漫画ミュージアム企画展示室で開催される「パタリロ!」100巻達成記念 魔夜峰央原画展に特別協力することを発表した。
「パタリロ!」は、2018年11月に100巻を、19年6月には少女マンガ史上最多の単行本101巻を刊行し、現在も連載が続くマンガ。生みの親である魔夜峰央氏は、1973年のデビュー以降、ギャグだけでなく、怪奇ものやSF、アクション、ミステリーと、ジャンルを横断して唯一無二の世界を描いてきた。
作画においても、一目で魔夜氏の作品とわかるオリジナリティと美しさを確立しており、深い闇や艶やかな夜が想起される印象的なベタ(黒い塗りつぶし部分)、均一な線で隙間なく描かれる華麗な装飾に背景などが、組みあわさり、1枚の原稿が織りなす妖しく幻想的な空気は、みる者の心を掴んで離さないと言われている。
今回、魔夜峰央氏のデビュー45周年を記念して、2018年10月から2019年2月まで明治大学米沢嘉博記念図書館で行なわれた「魔夜峰央原画展」を、作品やコーナーを追加して再構成し、パワーアップして北九州市漫画ミュージアムで開催する。
会場では、刊行された関連書籍は300冊を超える作家のこれまでを、約300点の美しい原画や資料とともに振り返る。
イベント概要
タイトル:「パタリロ!」100巻達成記念 魔夜峰央原画展
会期:2019年9月21日(土)~11月10日(日)
開館時間:午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)
休館日:毎週火曜日(ただし10月22日は開館、 翌23日が休館となります)
場所:北九州市漫画ミュージアム 企画展示室(北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCity 5階)
主催:北九州市漫画ミュージアム http://www.ktqmm.jp/
特別協力:白泉社
協力:小学館クリエイティブ、青土社、宝島社、明治大学 米沢嘉博記念図書館 高杉世界、野田謙介、粟生こずえ、鈴木紀成
監修:ヤマダトモコ
展示構成
第1章:初期怪奇短編 ―魔夜作品に通底する怪奇のルーツ―
第2章:ラシャーヌ! ―ギャグへの華麗な転身―
第3章:パタリロ! ―驚異の超ロングセラー―
第4章:アスタロト・シリーズ ―魔夜峰央のライフワーク―
第5章:美少年美青年 ―耽美な美少年・美青年たちを原画で鑑賞―
第6章:翔んで埼玉 ―愛情の自虐ネタ―
第7章:ミーちゃんの冒険 ―キャラになった魔夜峰央―
観覧料
一般:900(720)円、中高生:400(320)円、小学生:200(160)円
常設展とのセット券
一般:1,200(960)円、中高生:550(440)円、小学生:300(240)円
※()は北九州市漫画ミュージアム年間パスポート提示者、市内在住で65歳以上であることが確認できる方、30名以上の団体の1名あたりの料金。
※療育手帳、障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方(1名まで)は無料。
※2019年9月17日、記事の表記で誤っていた箇所を修正いたしました。ご了承ください。