1986年の連載開始以来、アニメやミュージカルなどを展開した人気作。作者 尼子氏の「毎日の連載は難しい」との判断を尊重し連載終了を決定。
株式会社朝日学生新聞社は、発刊中の日刊紙「朝日小学生新聞」で連載していた尼子騒兵衛氏のマンガ「落第忍者乱太郎」が、2019年10月1日から12月までの「傑作選」をもって朝日小学生新聞での33年に渡る連載を終了することになったと発表した。
「落第忍者乱太郎」は、1986年に「朝日小学生新聞」で連載がスタートすると、人気を集め、1993年にはNHKでアニメシリーズ「忍たま乱太郎」を放送され、映画やミュージカルにもなった人気作。コミックスの発行部数は、64巻で計930万部を突破した。
作者の尼子氏は2019年1月に脳梗塞を発症し、4月にスタート予定だったパート64の連載を延期してリハビリテーションに励んでいた。「朝日小学生新聞」編集部は、復帰を願い「傑作選」に切りかえて連載を続けてきたが、「毎日の連載は難しい」との尼子氏の判断を尊重して終了を決定した。
傑作選は12月末まで連載。尼子氏の回復は順調であり、2020年4月からは月1回のペースで、落第忍者乱太郎のキャラクターによる新連載を準備中だ。
今後、「朝日学生新聞社」と朝日新聞出版は、「落第忍者乱太郎」の連載終了とコミックス65巻・完結版(11月30日発売予定)の刊行にあわせて、「乱太郎イラストコンテスト」を行なうと発表。詳細については、特設サイトを確認してほしい。
乱太郎、33年の歴史に幕|「乱太郎イラストコンテスト」作品募集: https://www.asagaku.com/2019/rantarou/index.html