奨学金受給対象学生のNHK放送受信料免除などが収納代行事業に影響して赤字に。
株式会社エヌリンクス(以下、エヌリンクス)は、2020年2月期第2四半期決算を10月10日(木)に発表。当期の連結経営成績は、売上高は23億1000万円、営業損失1億2300万円、経常損失1億1900万円(同1.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億1300万円となった。
エヌリンクスグループは、主力事業である日本放送協会(以下、NHK)の放送受信料の契約・収納代行業務を主とする営業代行事業と、チャットシステムを利用したお部屋探しサイト「イエプラ」の運営、およびゲーム攻略サイト「アルテマ」の運営を主としたメディア事業の拡大に努めるとともに、新規事業であるスマホゲームおよびマッチングアプリの企画・開発に取り組んできた。
当第2四半期連結累計期間の売上高については、放送受信料の契約・収納代行業務において、新規案件の獲得は順調だったものの、2019年2月1日付で施行された奨学金受給対象の学生への受信料免除などが影響したことで、23億1055万円となった。
一方、販売費および一般管理費については、人員の増加により給料および手当を12億9412万円、賞与を1億5320万円、法定福利費を2億1811万円計上したことなどから、合計24億3412万円となり、この結果営業損失は1億2357万円となった。
営業外収益については、助成金収入333万円の計上などにより474万円。営業外費用については108万円となった。この結果経常損失は1億1991万円となった。