メディアを軸に番組制作やイベント展開などの事業を推進。今後はイードが発行元、学研プラスが発売元として書籍などの販売業務を展開。
株式会社イード(以下、イード)は、株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社学研プラス(以下、学研プラス)より、創刊39年を数えるアニメ専門誌「アニメディア」などのアニメ関連事業を取得することで基本合意したことを、12月19日(木)に発表した。
イードは、これまで、アニメに特化したウェブメディアとして「アニメ!アニメ!」「アニメ!アニメ!ビズ」を運営し、2019年8月からはTokyo Otaku Mode Inc.と株式会社 bitFlyer Blockchainとのパートナーシップにより、ブロックチェーンを活用した翻訳プラットフォーム「Tokyo Honyaku Quest」のパイロット版をリリースし、仕組みを活用した「アニメ!アニメ!」の英語版サイト「Anime Anime Global」の立ち上げを行なった。
アニメ専門誌「アニメディア」は1981年の創刊以来、幅広い世代の読者に愛されている、日本を代表する月刊アニメ専門誌のひとつ。
今回イードは「アニメディア」に加えて、月刊声優専門誌「声優アニメディア」、月刊男性向けアニメ専門誌の「メガミマガジン」、不定期のムック発行事業、ウェブメディアの「超!アニメディア」の事業を併せて取得。これにより、日本のアニメ業界の発展に寄与する、メディアを軸にした事業を推進する。
アニメ関連事業の統合により、ウェブでは毎月200万人、2000万PVを超える閲覧数となり、多くのアニメユーザーにリーチ。今後は、これらのメディアを活用したマーケティングを強化する一方、イードが掲げる「メディアの360度ビジネス展開」を目指して、イードと学研プラスの両社が取り組んできた、番組制作や配信、イベント展開などの新領域の開拓を積極的に推進。
5G時代も睨んだコンテンツを取り揃えることで、日本を代表するコンテンツであるアニメの成長に寄与していく。
2020年2月以降発売の発行物については、イードが発行元となり、引き続き学研プラスが発売元として販売業務等を担当する。
さらに、イードは今後のアニメ関連事業の戦略について、2020年3月開催予定のイベント「AnimeJapan 2020」を目処に発表する予定だ。