マーベラスとの共同タイトル『ログレス物語』のサービスが2019年9月に開始。既存タイトルの売上減や複数タイトルのサービス終了で売上高が減少。
株式会社Aimingは、2019年12月期決算(非連結)を2月14日(金)に発表した。当事業年度における売上高は56億4400万円(前期比22.8%減)、営業損失は8億7100万円(前期は営業損失14億9900万円)、経常損失は8億7500万円(前期は経常損失15億2200万円)、当期純損失は12億100万円(前期は当期純損失15億6200万円)だった。
経営成績に関する説明
サービス中タイトルについては、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』がサービス開始から6周年を迎えた。長期運営タイトルであることから経年によるKPIの低下があるが、有名IPとのコラボレーションなどにより、アクティブユーザー数及び課金ユーザー数の改善に取り組んできた。
『CARAVAN STORIES』においては、日本各地の動物園や水族館、温泉とのコラボで、アクティブユーザー数の維持と拡大に取り組んだ。加えて、2019年4月には、PlayStation4版を日本・アジア地域、2019年9月にPlayStation版の北米地域でサービスを開始し、ワンソース/マルチユースによる収益の最大化に取り組んだ。
開発中のタイトルは、2019年9月に株式会社マーベラスとの共同事業タイトル『ログレス物語(ストーリーズ)』のサービスを開始した。
PlayStation4版の『CARAVAN STORIES』は好調に推移したが、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』やスマートフォン・PC版『CARAVAN STORIES』の売上減少に加えて、複数タイトルのサービスが終了したことも影響し、売上高が前期に比べて減少した。
費用面においては、早期退職優遇制度の実施をはじめ、従業員数の見直しを進めたことで人件費が減少した。加えて、前期に行なったテレビCMなどに代わる大型プロモーションが無かったことで広告宣伝費も大きく減少した。それらにより、営業損失が縮小した。
また、従業員数の見直しに伴う特別退職金に加え、これまでの業績を踏まえて、固定資産の減損処理を行なった結果、前期比で縮小したが当期純損失を計上した。