『Park Master』の世界的ヒットをはじめ、「Lobi」などゲームコミュニティ、地域資本主義などの事業が好調に推移して黒字転換。
株式会社カヤック(以下、カヤック)は、2020年12月期第1四半期決算(連結)を5月14日(木)に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は24億65万円(前年同期比72.3%増)、営業利益は1億2629万円(前年同期は営業損失1億1651万円)、経常利益は1億2036万円(前年同期は経常損失1億1705万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8772万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失9796万円)となった。
経営成績に関する説明
クライアントワーク
新しい技術とアイデアに挑戦し、クライアントとその先にいるユーザーに新しい体験を提供することで、クライアントのマーケティングやブランディングに資する広告を提供している。
スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にあるとのこと。
上記の結果、売上高は5億9302万円(前年同期比3.7%減)となった。
ゲーム
『ぼくらの甲子園!ポケット』や『キン肉マン マッスルショット』『進撃の巨人 TACTICS』『HUNTERxHUNTER アリーナバトル』、ハイパーカジュアルゲームの『Park Master』が売上高の大部分を占めている。
2019年9月にリリースした『クロスxロゴス』は当初の想定よりも下回って推移したことから、2020年2月27日にすべてのサービスを終了した。
『Park Master』に関しては、ダウンロード数が全世界で3200万をこえて好調に推移している。
株式会社カヤックアキバスタジオでの受託ゲーム開発に関しては、拡大基調にある。
上記の結果、売上高は、10億4097万円(前年同期比146.3%増)となった。
ゲームコミュニティ
ウェルプレイド株式会社のesports事業、スマートフォンゲームに特化したコミュニティである「Lobi」、トーナメントプラットフォームの「Tonamel」が売上高の大部分を占めている。
新型コロナウイルスの感染症の拡大予防による政府のイベント中止や延期要請を受けて、リアルイベントの開催が減少する一方で、オンライン上でのゲームイベントが拡大している。
当第1四半期連結累計期間におけるTonamelの大会開催数は520件となり、過去最高を更新した。
上記の結果、売上高は4億460万円(前年同期比164.7%増)となった。
地域資本主義
移住プラットフォームサービスの「SMOUT」、通貨コミュニティサービスの「まちのコイン」、地域プロモーションの受託、「まちの社員食堂」や「まちの保育園」などのサービスが売上高の大部分を占めている。
2020年2月には「SMOUT」の移住希望登録者数が1万人を突破し、「まちのコイン」が小田原市でのプレサービスを開始した。
上記の結果、売上高は1億3572万円(前年同期比437.3%増)となった。
その他サービス
ウェディングプランナーとユーザーをつなぐブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」などが順調に成長を続けている。
上記の結果、売上高は2億2633万円(前年同期比28.1%増)となった。
関連サイト
株式会社カヤック公式サイト株式会社カヤック公式サイト
2020年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期第1四半期決算説明会資料