企業によるeスポーツ活動活性化と企業間交流の機会創出をうながす試み。2020年度内に登録企業数50社、年間約200試合、登録ゲーム6本を目指す。
凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)は、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(以下、CCI)とともに、企業によるeスポーツ活動を活性化させ、eスポーツをきっかけとした企業間交流の機会創出を実現するため、社会人アマチュアeスポーツプレイヤーを対象としたリーグ「AFTER 6 LEAGUE」を設立したことを発表した。
eスポーツは、世界で1000億円規模の市場が形成されており、日本国内においても急速な盛り上がりをみせている。
先日、経済産業省からの委託事業として一般社団法人日本eスポーツ連合(以下、JeSU)が行なった「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」では、「テーマ別限定大会などの開催」「企業での部活や実業団制による選手の収入確保」「企業の福利厚生」など、今後、さらにeスポーツが盛り上がるための成長施策が示された。
凸版印刷とCCIでは、2019年から企業向けeスポーツイベント「eSPORTS TRINITY」の共同開催や、eスポーツ関連のビジネスセミナーや企業交流会でも130社超の企業を集め、イベントの余興などで企業対抗戦を催すなど、eスポーツを通じた参加企業同士のコミュニティ形成をはかってきており、それらの知見をいかして、eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」の設立に至った。
このリーグの設立により、eスポーツの活性化だけでなく、企業間交流の機会創出を実現、さらに、オンラインでも実施可能なeスポーツの特性を活かして、アフターコロナ時代の「新しい生活様式」における、社会人アマチュアeスポーツプレイヤー同士の「競争」と「絆」の創出支援を行ない、これらの社会人アマチュアeスポーツの試合運営、企業がeスポーツ活動を行なう拠点やツールの提供といったeスポーツを通じた企業交流を事業として展開する。
今後は、2020年8月から参画企業の募集をはじめ、10月から運営を開始。2020年度内には登録企業数50社、年間約200試合、登録ゲームタイトル数6本を目指し、国内におけるeスポーツ振興を目的とした普及・浸透活動を推進しながら、社会人スポーツのひとつの選択肢として、eスポーツが根付くことを目指す。
なお「AFTER 6 LEAGUE」の運営は、JeSUと一般社団法人東京ヴェルディクラブの後援のもと行なっていく。