米ゲーム会社AppLovin、モバイル業界に精通した新幹部4人の招致で経営体制強化

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『FF15:新たなる王国』のマーケティングをつとめていたDeepak Gupta氏などを迎え、モバイルゲーム部門などを強化。

米カリフォルニア州のパロアルトに本社を構えるゲーム会社AppLovinは、企業拡大と成長に必要なモバイルゲーム業界の知見を備えたBasil Shikin氏、Keith Kawahata氏、Deepak Gupta氏、Victoria Valenzuela氏の4人を新たに経営陣に迎えることを発表した。

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新しく最高技術責任者(CTO)に就任したBasil Shikin氏は、AppLovinのエンジニアリング担当副社長として分散システムの開発チームを率いており、AppLovin共同創業者及び現在顧問をつとめているJohn Krystynak氏と密接に連携し従事していた人物。プラットフォームの構築と最適化における重要な役割を果たしており、一日あたりのアクティブユーザー数4億7000万人以上を支えるプラットフォームにまで成長させた実績を持っている。また、MAXやSafeDKの買収により加わった新たなツールの統合など、ゲームデベロッパー向けのテクノロジーツールの拡大においても尽力し、モバイルゲームの収益化、マーケティング、分析の最適化などをサポートなども行なっている。

新最高法務責任者(CLO)及びコーポレートセクレタリーに任命されたVictoria Valenzuela氏は、Machine Zoneにつとめていた経歴を持ち、上場・非上場企業、大手法律事務所などで20年にわたる企業法務の経験を有している。今後、法務部を率いて、コンプライアンスや個人情報保護関連など、法律と規制に関する助言を行なっていく。

Keith Kawahata氏は、モバイルゲームの管理、最適化、収益化に関する10年以上の経験を有し、直近ではWargaming.netのモバイル部門責任者をつとめた人物だ。AppLovin初のゲーム部門の責任者を務め、全ゲームスタジオを管理し、これまでのプラットフォームとしての枠を超えてゲーム開発と製品の成長に取り組んでいくとのこと。

さらに、Deepak Gupta氏は最高売上責任者(CRO)として、すべてのプラットフォームにおけるゲームスタジオのユーザー獲得に従事する。同氏はゲーム業界で10数年以上の経験を持ち、直近ではMachine ZoneのCROとして『ゲーム・オブ・ウォー』や『ファイナルファンタジーXV:新たなる王国』などのマーケティング、エンゲージメント、リテンションに取り組んでいた。

今回の発表について、AppLovin共同創業者兼CEOであるAdam Foroughi氏などが以下のコメントを寄せた。

AppLovin 共同創業者兼CEO Adam Foroughi氏
「業界の発展に貢献してきた経験豊富なモバイルゲーム業界のリーダーを迎え、AppLovinの経営体制を一段と強化できることを嬉しく思います。昨年より行ってきた戦略的な投資や買収に見られるように、弊社はモバイルゲーム業界のより一層の発展に向けて全面的に取り組んでいます。この度新たに任命した経営メンバーは、弊社のビジネスのさらなる成長と前進に向けて重要な役割を果たしてくれるでしょう。」

新最高法務責任者(CLO)及びコーポレートセクレタリー Victoria(Tory)Valenzuela氏
「シリコンバレーで生まれ育った私は、自分の業界知識と経歴が会社のニーズと一致している場所に身を置けています。エネルギーがあり優秀なAppLovinチームに感銘を受けており、自分にとって最高の環境だと感じています。 」

新ゲーム部門責任者 Keith Kawahata氏
「AppLovinは、素晴らしい独立系スタジオやプロダクトの成長を加速させることに焦点を当てて、成果を上げるために必要な高い基準を掲げています。ゲーム部門の責任者としてのわたしの役割は、これまでの基準に自社のゲーム開発と製品を含め拡充させていくことです。」

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