アパレルECサイトのユーザビリティやリピート率の向上に注力したことで大幅な増益。グループの業績をけん引。
クルーズ株式会社(以下、クルーズ)は、2021年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月11日(火)に発表した。当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高87億489万円(前年同期比6.9%増)、営業利益6億2528万円(前年同期は営業損失3億4744万円)、経常利益6億7020万円(前年同期は経常損失3億1924万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億3817万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億3839万円)となった。
経営成績に関する説明
クルーズグループの主軸事業であるEC事業において、アパレルEC(BtoC)であるSHOPLISTでは、平均商品単価約1800円という低価格で良質なファストファッション商材の取り扱いに特化し、会員属性も20~30代を中心とした女性というポジショニングを確立し、2012年7月の立ち上げから8年目を迎えた前期の売上高が245億円を突破した。
SHOPLIST事業においては、今後のさらなる拡大を目指して、新規ユーザー獲得を狙った大規模プロモーションや、探しやすさ、購入前後のギャップをゼロにするため、サイトのユーザビリティ向上、配送日数改善などの物流インフラの強化を通じたリピート率向上に注力してきた。
その他の事業に関しても、30社を超えるグループ会社によって複数の事業を並行して展開しており、広告代理事業や投資事業など、今後の事業の柱として期待できそうな事業も生まれつつある。
セグメント毎の業績は以下。
SHOPLIST事業
売上高は65億7258万円(前年同期比5.3%増)、セグメント利益は5億8578万円(前年同期はセグメント損失1728万円)だった。
インターネットコンテンツ事業
売上高は5億8463万円(前年同期比2.3%増)、セグメント利益は9904万円(同30.7%増)だった。
広告代理事業
売上高は7億2375万円(前年同期比4.0%減)、セグメント利益は4097万円(同106.2%増)となった。
投資事業
売上高は5172万円(前年同期比16.5%減)、セグメント損失は3018万円(前年同期はセグメント損失1776万円)だった。
メディア事業
売上高は2億9871万円(前年同期比165.2%増)、セグメント利益は4184万円(前年同期はセグメント損失1億5574万円)だった。
その他事業
売上高は4億7347万円(前年同期比16.9%増)、セグメント損失は1億1217万円(前年同期はセグメント損失2億5229万円)だった。
関連サイト
クルーズ株式会社公式サイト
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第1四半期決算説明資料