アニメをPRに活用したい企業や自治体と若手クリエイターをマッチングして、高品質なPRアニメの制作及び提供を目指す。
株式会社CDG（以下、CDG）は、アニメーションの企画・制作を手掛ける株式会社ノーヴォ（以下、ノーヴォ）と協力して、若手クリエイターを積極的に起用したPRアニメーションの企画・制作事業を開始することを発表した。
この事業は、PRにアニメを活用したい地方自治体や企業と、アニメーターをはじめとする若手クリエイターをマッチングさせて、高品質なPRアニメの制作、提供を行なうもので、これにより、若手クリエイターが才能を発揮して活躍できる場を創出し、アニメコンテンツ業界の人材の育成と発展をサポートする。
この事業で、CDGはPRアニメーションの企画及び全体プロデュースを担当し、多彩なクリエイターネットワークを持つノーヴォが、コーディネーションと制作を手掛ける。
ノーヴォのネットワークには、地方を拠点として活動するクリエイターも多く所属しているため、地方の自治体や企業は、地元エリアと縁のあるクリエイターと思いを共有しながら地域を盛り上げるPRアニメの導入が行えるとのこと。また、若手クリエイターの新しい感性を活用することで、これまでにないPRを展開できる可能性にも注目しているようだ。
Illustrated by 土海明日香（アニメーション作家／山形在住）（イメージです）
株式会社CDG 代表取締役社長 小西秀央氏
「昨今のコロナ禍で、地方の自治体や企業は直接的な観光誘致や営業が難しくなっています。そんな中、非接触型ながら、自由な表現によるメッセージで多くの人とのつながりを生み出せるPRアニメーションへのニーズが非常に高まっていると感じます。今回、ノーヴォとの協働により、若手クリエイターの育成にも繋がるビジネスモデルの中で、こうしたニーズに応えていける体制ができました。若手クリエイターの力を活かしながら、この厳しい時代の地方の創生に貢献できるように、またコンテンツ業界の発展にも寄与できるように、弊社の企画力・提案力を発揮していきたいと思います」
株式会社ノーヴォ 代表取締役 宇田英男氏
「デジタル配信時代に活躍できる新たなアニメクリエイターを増やすという弊社の理念に、CDGに共感いただき、それを実現する事業を一緒に進められることをうれしく思います。日本のコンテンツは世界的にも高い評価を受けており、アニメ制作を志す若いクリエイターも少なくありません。ただ、制作が東京に集中しやすく、地方を拠点とするクリエイターは参加の機会を得にくいというのがアニメ業界の課題の一つです。東京以外の地域にも優秀なクリエイターは数多くいて、その才能を埋もれさせることのないようサポートすることは、今後の日本のコンテンツ業界にとって重要です。CDGと協力して、いろいろなお客様に次世代クリエイターの作品を活用いただきたいと考えています」
