【編集部日記】 アメコミファン総立ちの新作『Marvel オールスターバトル』をやってみた!

 編集部シライシです。
 今日は新作ゲームのお話を。

 昨日12月15日(月)、App Storeの無料ゲームランキングで、いきなりトップに踊りでた新作ゲームがありました。(App Store無料ゲームランキングでは、いきなりトップランクはわりとよくあることですけれど。)
 そのゲームアプリが『Marvel オールスターバトル』。アメリカはサンフランシスコにあるゲームデベロッパー、Kabamからリリースされた新作です。

Marvel オールスターバトル スパイダーマン
▲このスパイダーマンの出来の良さ。

 個人的な興味で申し訳ないのですけれど、実はワタクシ、アメコミ好き、しかもMarvelが大の好物。一番ハマっていた’90年代には、毎月輸入でコミック(アメコミの場合は、毎月発売のものはリーフと呼びます)を何タイトルも買い続けていたくらいなのです。もちろん近年のマーベル・シネマティック・ユニバースの映画作品も軒並み公開初週に観に行っています。iPhoneケースも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』デザインです。
 最近では映画の他にも、アニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』の放送もあるので、お茶の間にも結構馴染みがあるシリーズになっているようで嬉しい限りです。

 というわけで、さっそく『Marvel オールスターバトル』をダウンロード、プレイしてみました。今回は、実際にプレイしてみてのインプレッションを紹介してみたいと思います。

Marvel オールスターバトル
▲ゲームの基本画面。格闘ゲームらしい格闘ゲーム、という感じです。

 ゲームの基本は、1対1の格闘ゲーム。上中下の攻撃振り分けはなく、弱・中・強と必殺技の攻撃と、ガードがあるだけのシンプルなスタイルです。
 横持ちで、右手タップで弱、右手スワイプで中、右手長押し溜め離しでガード崩しの強攻撃。左手タップ中はガード。画面左下のボタンで必殺技、という感じ。上下の振り分けがないので、基本的には間合いの差し合いで攻防する格闘ゲームになっています。

Marvel オールスターバトル コロッサス
▲ガンガン殴って吹っ飛ばす、アメコミヒーローらしいバトル。

 とはいえ、動きはキビキビと速く、前ダッシュとバックダッシュ回避があるので、間合いの取り合いはそこまで厳しいものではありません。一発の攻撃から簡単に5コンボ程度はつながるので、格闘ゲーム未経験のプレイヤーでも気軽に楽しめる作りです。通常攻撃から必殺技につなげるコツが分かれば、どんなプレイヤーでもコンボを決められるでしょう。
 格闘ゲームとしては、アメリカ産らしい大味さなので、スマートフォンでプレイするには向いていると言えるかもしれません。

Marvel オールスターバトル 18コンボ
▲一気に18ヒット。手軽にコンボを楽しめるタイプの格闘ゲームです。

Marvel オールスターバトル クラス
▲キャラクターごとにクラス(属性)があり、有利不利もあります。

 ゲームはマップを進めていくクエスト形式で、ヒーローやヴィランがいるマスでバトルが起こるスタイル。分岐もあって、進む道によって戦う相手が変わります。
 各バトルに勝ったり、クエストを進めていけば、ISO-8と呼ばれる強化アイテムなどが手に入るので、自分の戦士たちをどんどん強化していく、RPG的な成長要素もあります。

Marvel オールスターバトル マップ
▲キャラクターがいるマスに行けばバトル開始。物語はコレクター対カーンの召喚バトルです。

Marvel オールスターバトル アップグレード
▲キャラクター=戦士をアップグレードして強化していくタイプ。

 とはいえ、やっぱりゲームとして楽しいのは、マーベルコミックのヒーローやヴィラン(悪役)が出てきて、しかもコレクションできる、というところですね。3Dのグラフィックはよくできているし、動きもなかなかスムーズだしと、見ていて楽しいゲームです。
 アメリカの公式サイトによると、すでに30人弱のキャラクターが登場。ほとんどヒーローについては、グラフィックとプロフィールを見ることができます。
 おなじみのウルヴァリンやスパイダーマンのほか、キャプテン・アメリカやアイアンマン、ハルクといった「アベンジャーズ」組、スターロードやガモーラら「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」組、映画化進行中のブラック・パンサー、そしてアメコミファンには一番人気のデッドプールなど、好きな人にはたまらないメンツです。
 現在は、デッドプールが入手できるブースターパックが販売中。ファンなら要チェックです。その他のキャラクターは、主に「クリスタル宝物庫」、いわゆるガチャの形で入手します。

Marvel オールスターバトル ドラックス
▲右は「ガーディアンズ~」のドラックス。ロケット&グルートはまだ未登場。

Marvel オールスターバトル デッドプール
▲「俺ちゃん」ことデッドプールはストアで購入。画面下にはユーザーチャットが流れています。

 全体的にはアメリカ産らしさが強く出ているゲームで、いわゆる“洋ゲー”テイストの作品ですが、アメコミファンにとっては、むしろ本場感満点。映画で最近知った人も、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』でデッドプール好きになった人も、一度プレイしてみてもいいかもしれませんよ。