C&R社、『バックパレード』への投資減少で収益が大幅改善 営業利益14億円 2021年2月期第2四半期決算

クリーク・アンド・リバー

ゲーム分野で受託案件やIPを活用した自社開発を推進。韓国産ゲームの配信事業では新型コロナウイルスの影響で遅れが発生。

株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下、C&R社)は、2021年2月期第2四半期決算短信(連結)を10月8日(木)に発表した。当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高184億5400万円(前年同期比11.8%増)、営業利益14億5500万円(同15.0%増)、経常利益14億7600万円(同16.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億6600万円(同22.1%増)だった。

クリーク 決算

経営成績に関する説明

2021年2月期第2四半期のクリエイティブ分野(日本)におけるゲーム分野は、制作スタジオでの制作受託案件や、IP(知的財産)を活用した自社開発を推進している。また、業界未経験者のための育成機関「クリエイティブ・アカデミー」を立ち上げたことで、人手不足といわれるゲーム業界のニーズに対応しているとのこと。

VRへの取り組みに関しては、連結子会社の株式会社VR Japanと連携して「VR遠隔通信システム」の開発に取り組むほか、企業の教育研修やアミューズメント施設、ホテル、観光施設、イベント、展示会など、ビジネス領域においてハードからコンテンツまで一貫したソリューションの提供を進め、実績を積み重ねていっている。

また、前年同時期に株式会社クレイテックワークスにおいて、スマートフォン向けゲーム『パレットパレード』への投資が減少したことなどで、収益が大きく改善した。

クリエイティブ分野(韓国)に関しては、連結子会社のCREEK & RIVER KOREA Co.,Ltd.(以下、CREEK & RIVER KOREA)で、韓国の人気ゲームを全世界で配信するライツマネジメント事業を展開しているが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、各国におけるゲーム配信に遅れが発生している。

TV・映像領域におけるエージェンシー事業を展開するCREEK & RIVER ENTERTAINMENT Co.,Ltd.では、資本構成の見直しにより連結子会社へと位置付けを変更し、今後はC&R社との連携を高めて、マンガなどの電子配信事業で収益の多様化をはかっていく。

関連サイト

株式会社クリーク・アンド・リバー社公式サイト
2021年2月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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