コーエーテクモHD、ゲーム運営やロイヤリティ収入の貢献で営業利益84億円 令和3年3月期第2四半期決算

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ゲームの販売やロイヤリティ収入が好調。当四半期期間は投資有価証券の売却益で過去最高の業績を更新。

株式会社コーエーテクモホールディングスは、令和3年3月期第2四半期決算短信(連結)を10月26日(月)に発表した。当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高231億4100万円(前年同期比39.7%増)、営業利益84億4700万円(同145.6%増)、経常利益152億8900万円(同151.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益118億4500万円(同99.7%増)だった。

コーエーテクモ決算 コーエーテクモ 決算概要

経営成績に関する説明

コーエーテクモグループの当第2四半期連結累計期間における業績は、パッケージゲームの販売やスマートフォンゲームの運営収入に加え、IP許諾によるロイヤリティ収入が伸長し、投資有価証券売却益が実現したことで営業外収益も好調に推移。売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益の全項目において、過去最高の業績を達成した。

コーエーテクモ 決算ハイライト

また、海外売上高比率が50.2%になり、グローバルビジネスも着実に成長している。

セグメント毎の業績は以下。

エンタテインメント事業
「シブサワ・コウ」ブランドでは、スマートフォンゲーム『三國志覇道』を2020年9月に日本でリリースし、App Store、Google Playの各セールスランキングにおいて20位以内(出典:App Annie)に入るなど、好調に推移した。IPを許諾し、9月で中国でのサービス開始1周年を迎えた『三国志・戦略版』は、引き続き高い水準で推移中だ。

「ω-Force」ブランドでは、任天堂株式会社の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界観を継承した、「無双」シリーズ最新作『ゼルダ無双 厄災の黙示録』を11月に発売する予定だ。スマートフォンゲームに関しては、『真・三國無双』を鋭意開発中とのこと。

「Team NINJA」ブランドでは、『仁王2』のダウンロードコンテンツ3部作の第1弾「牛若戦記」を7月に配信に配信した。日本とアジアで配信中の『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』は、ゲーム内イベントが好評だったことから、過去最高の売上となった。

「ガスト」ブランドでは、『FAIRY TAIL』を、7月にワールドワイドで発売したところ、販売本数31万本を記録した。『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』に関しては、リピート販売が着実に伸び、全世界累計出荷本数が50万本を突破し、シリーズ最高を更新している。

「ルビーパーティー」ブランドでは、「Neoromance FES 遙かなる時空の中で7 ~初陣!~」と「ネオロマンス・フェスタ 遙か二十年祭」のふたつのイベントを初めてオンラインで開催した。配信でも会場さながらの一体感が味わえるよう、コメントの投稿や参加型の企画を行なったところ、合計2万人の視聴者が集まった。

「midas」ブランドでは、新作スマートフォンゲーム『真・北斗無双』を発表し、事前登録者数80万人超を記録した。

また、ポータルサービス部では『モンスターファーム2』を9月にリリースし、発売2週間でダウンロード数8万を超え、好調に推移している。

上記の結果、売上高216億8300万円、セグメント利益83億5200万円となった。

アミューズメント事業
アミューズメント施設は、緊急事態宣言明けの6月の営業再開以降は、堅調に推移している。

8月には竹芝に新店舗「Digital Park LUXY(ラグジィ)」をオープンし、「パチスロ真・北斗無双」をリリースした。

上記の結果、売上高11億8500万円、セグメント利益3400万円だった。

不動産事業
ライブハウス型ホールKT Zepp Yokohamaは、7月に営業を開始し、感染症対策を徹底した上でライブイベントや配信ライブを行なっている。

その他の賃貸用不動産では、高い稼働率を維持している。

上記の結果、売上高3億6100万円、セグメント利益6500万円となった。

その他事業
売上高9000万円、セグメント損失500万円だった。

関連サイト

株式会社コーエーテクモホールディングス公式サイト
令和3年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
令和3年3月期第2四半期決算説明資料

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