イーブックイニシアティブジャパン、書籍販売の好調で営業利益6.4億円 2021年3月期第2四半期決算

イーブックイニシアティブジャパン

電子書籍と紙書籍のオンライン販売の売上が前年同期比で増加。全社売上高は過去最高額を更新。

株式会社イーブックイニシアティブジャパンは、2021年3月期第2四半期決算短信(非連結)を10月28日(水)に発表した。当第2四半期累計期間の業績は、売上高143億7658万円(前年同期比46.2%増)、営業利益6億4530万円(同76.6%増)、経常利益6億4696万円(同78.7%増)、四半期純利益は4億4470万円(同79.3%増)となった。

イーブックイニシアティブジャパン 決算 イーブックイニシアティブジャパン サマリー イーブックイニシアティブジャパン ハイライト イーブックイニシアティブジャパン 業績推移

経営成績に関する説明

当第2四半期累計期間に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、従業員等の安全を確保するために在宅勤務を中心とした働き方に移行しつつ、引き続き、2016年に資本業務提携したヤフー株式会社(以下、ヤフー)との事業連携を積極的に推進している。

ヤフーが協力して運営する電子書籍販売サービス「ebookjapan」では、Yahoo! JAPANサービスとの連携施策を強化したほか、スマートフォン決済サービス「PayPay」と連携した大型キャンペーンを行なうなど、新規ユーザー獲得のためのマーケティング活動、既存ユーザー向けの販売促進活動を積極的に講じてきた。

また、クロスメディア事業においても、「PayPayモール」をはじめヤフーグループの諸サービスとの連携を積極的に推進するとともに、サービス品質並びに顧客満足度の向上につとめた。

セグメント毎の業績は以下。

電子書籍事業
電子書籍販売サービス「ebookjapan」において、「PayPay」と連携した大型キャンペーンとして、夏休み期間をターゲットに「ワクワクペイペイ」、9月に「ペイペイジャンボ」などの販促企画を行ない、ユーザー獲得につとめた。

この他にも、Yahoo! JAPANトップページと連携した販促キャンペーンや、Yahoo!プレミアム会員向けのポイントキャンペーンを拡充するなど、ヤフーとのグループシナジーの強化につとめた。それらに加えて、巣ごもり需要による市場ニーズの高まりが継続し、新規ユーザー数が増加した。

プロダクト面ではアプリの機能を改善し、ユーザーの獲得、継続、満足度の向上につとめた。

上記の結果、売上高は111億1725万円(前年同期比45.9%増)となった。

クロスメディア事業
「PayPayモール」や「Yahoo!ショッピング」をはじめとした大手ECモールにおける紙書籍のオンライン販売に注力したところ、取扱高が拡大した。

また、需要の拡大に対応するために在庫の拡充などをはかり、ユーザー満足度の向上につとめた。

上記の結果、売上高は32億5933万円(前年同期比47.2%増)となった。

関連サイト

株式会社イーブックイニシアティブジャパン公式サイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年3月期第2四半期決算説明資料

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