セプテーニHD、電通グループとの協業推進で増収増益 営業利益22億円 2020年9月期決算

セプテーニHD

コロナ禍で、主力のデジタルマーケティング事業は収益増も、マンガアプリ事業などで広告単価が下落し赤字拡大。

株式会社セプテーニ・ホールディングス(以下、セプテーニHD)は、2020年9月期決算短信(連結)を10月29日(木)に発表した。当期の収益は179億3800万円(前期比6.8%増)、営業利益は22億7400万円(同1142.6%増)、Non-GAAP営業利益は24億5200万円(同18.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は14億3700万円(前期は親会社の所有者に帰属する当期損失5億4700万円)だった。

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経営成績に関する説明

主力のデジタルマーケティング事業では、新型コロナウイルス感染症の影響による消費全般のオンライン化に伴う案件拡大や、国内電通グループとの協業の推進により増収増益となった。

メディアプラットフォーム事業では、コロナ禍による影響を受けて、赤字幅が拡大した。

また、新事業セグメントへの拡張に向けて、保有する資本を活用し、スポーツ領域、シェアリングアセット領域、エンタメ領域における各企業への資本参加や事業提携を開始した。

セグメント毎の業績は以下。

デジタルマーケティング事業
当期は、電通グループとの協業で顧客数が堅調に増加したことに加え、ゲームやマンガ、動画配信、ECなどの広告主を中心とした、オンライン消費の拡大に伴う需要の取り込みにより、案件が拡大した。

上記の結果、収益は158億700万円(前期比4.8%増)、Non-GAAP営業利益は52億4800万円(同9.9%増)となった。

セプテーニHD デジタルマーケティング セプテーニHD デジタルマーケティング 四半期推移

メディアプラットフォーム事業
マンガアプリ「GANMA!」の広告収益が、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けて減少した。一方で、累計ダウンロード数が2020年9月末時点で約1461万DLになり、サブスクリプション課金が堅調に増加した。

また、「GANMA!」以外の事業も成長したことで収益は増加したが、新型コロナウイルス感染症の影響で赤字が拡大した。

上記の結果、収益は24億8700万円(前期比24.0%増)、Non-GAAP営業損失は9億5600万円(前期はNon-GAAP営業損失9億100万円)だった。

セプテーニHD メディアプラットフォーム セプテーニHD メディアプラットフォーム 四半期推移

関連サイト

株式会社セプテーニ・ホールディングス公式サイト
2020年9月期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年9月期決算説明会資料

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