マーベラス、オンライン及びコンシューマ事業の貢献で利益増 営業利益17億円 2021年3月期第2四半期決算

マーベラス

新型コロナウイルスの影響で舞台公演の中止などが相次ぎ売上減少も、オンラインゲームとコンシューマゲームが損失をカバー。

株式会社マーベラス(以下、マーベラス)は、2021年3月期第2四半期決算短信(連結)を10月30日(金)に発表した。当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高94億1900万円(前年同期比13.1%減)、営業利益16億9900万円(同34.4%増)、経常利益16億7800万円(同34.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益11億6000万円(同56.0%増)となった。

マーベラス 決算 マーベラス 決算 ハイライト

経営成績に関する説明

オンライン事業
『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』や『剣と魔法のログレス いにしえの女神』などの既存タイトルが、引き続き堅調に推移した。

新作タイトルでは、スマートフォン向けゲームアプリ『一騎当千エクストラバースト』を5月25日に、売り切りゲームアプリ『Fate/EXTELLA』『Fate/EXTELLA LINK』を7月22日にリリースした。

その他、前期における不採算タイトルの整理などの効果もあり、利益が増加した。

上記の結果、売上高は39億9800万円(前年同期比12.5%増)、セグメント利益は9億7500万円(同94.8%増)となった。

マーベラス オンライン事業

コンシューマ事業
ゲームソフト販売部門では、国内で新作ゲームの発売はなかったが、海外で『牧場物語 再会のミネラルタウン』北米・欧州版とWindows PC版を7月に発売し、好調なセールスを記録した。さらに、利益率の高いリピート販売も好調だった。

しかしながら、アミューズメント部門においては、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたことで売上が減少した。

また、ポケモンアミューズメントマシンの最新作『ポケモンメザスタ』を9月17日から稼働し、前作の『ポケモンガオーレ』の初動を上回る好調なスタートを記録したが、第2四半期への収益貢献は限定的だった。

上記の結果、売上高は39億円(前年同期比25.6%減)、セグメント利益は11億1100万円(同26.9%増)となった。

マーベラス コンシューマ事業

音楽映像事業
音楽映像制作部門では、マーベラスが主幹事をつとめるテレビアニメ作品『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』を7月から放送し、一部パッケージ商品化も行ない、好調なスタートをみせた。また、『ヒーリングっど&プリキュア』『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』のパッケージ商品化も行なった。

ステージ制作部門については、新型コロナウイルス感染症の影響により予定していた公演を中止したが、政府や地方自治体の方針、公益社団法人全国公立文化施設協会、緊急事態舞台芸術ネットワークのガイドラインなどに従った上で、7月~8月に舞台『刀剣乱舞』を科白劇という新形態での演劇として、「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 -大英帝国の醜聞-」の公演を行なった。

上記の結果、売上高は15億2100万円(前年同期比26.1%減)、セグメント利益は3億6100万円(同41.4%減)となった。

マーベラス 音楽映像事業

関連サイト

株式会社マーベラス公式IRサイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第2四半期決算説明資料

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