セガサミーHD、650人の希望退職者の募集と役員報酬の減額を発表

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セガサミーグループの正社員と契約社員を対象に650人の希望退職者を募集。経営責任の明確化のため、取締役と執行役員の報酬を減額。

セガサミーホールディングス株式会社(以下、セガサミーHD)は、11月6日に行なった取締役会において、希望退職の募集と役員報酬の減額を行なうことを決議したことを発表した。

セガサミー 退職者

セガサミーHDは、グループ事業の多くが新型コロナウイルス感染症の影響を受けている状況を鑑みて、外部環境に適応した構造へと変革すべく構造改革委員会を設置し、「非事業資産を対象としたバランスシートの見直し」「市場環境の変化に適応できる組織体制の構築」「グループ全体の固定費を中心としたコスト削減(削減目標150億円)」などに取り組んでいる。

これまでの構造改革の取り組みとして、2020年11月4日にアミューズメント施設運営を手掛ける株式会社セガ エンタテインメントの一部譲渡を行なったが(関連記事)、早期の収益回復と今後の持続的な成長を実現するため、固定費を中心としたコスト削減を進め、より一層効率的な体制を構築することが必要であると考えたことから、希望退職者を募集することになったという。

この募集は、セガサミーグループの正社員と契約社員を対象にしており、650人(2020年9月30日現在の従業員数は9051人)を募る予定。希望者の退職日は2021年2月28日となり、退職時には特別退職加算金が支給されるほか、希望者には再就職の支援も行なうとのこと。

また、当期の経営成績及び構造改革に伴う希望退職の実施に関する経営責任を明確にするため、セガサミーHD並びに一部グループ会社の取締役と執行役員の報酬を減額する。

セガサミー 減額

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