ミクシィ、『モンスト』や『コトダマン』などの貢献で大幅収益増 営業利益140億円 2021年3月期第2四半期決算短信

ミクシィ

デジタルエンターテインメント事業で利益が前年同期比132.3%増。スポーツ事業では、売上増も「TIPSTAR」の開発費や広告宣伝費などで損失拡大。

株式会社ミクシィは、2021年3月期第2四半期決算短信(連結)を11月6日(金)に発表した。当第2四半期連結累計期間の売上高は587億5200万円(前年同期比25.4%増)、営業利益は140億5000万円(同257.1%増)、経常利益は138億9000万円(同250.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は93億3300万円(同334.3%増)となった。

ミクシィ 決算

経営成績に関する説明

デジタルエンターテインメント事業
スマートデバイス向けゲーム『モンスターストライク(以下、モンスト)』を主力に収益をあげている。

『モンスト』の売上高に関しては、有力IPとのコラボレーションや「劇場版モンスターストライク」などの自社コンテンツとのメディアミックス連携が功を奏したことで、堅調に推移した。

それに加えて、スマートデバイス向けゲーム『コトダマン』の売上も、順調に拡大しており、『モンスト』以外のサービスの収益化も進んでいる。

上記の結果、売上高は514億3800万円(前年同期比17.2%増)、セグメント利益は248億4000万円(同132.3%増)となった。

スポーツ事業
プロスポーツチーム経営や公営競技関連事業への投資を行なっている。

連結子会社である株式会社チャリ・ロトと、2020年6月にリリースしたスポーツベッティングサービス「TIPSTAR」の車券販売取扱高が好調だったこと、株式会社ネットドリーマーズを子会社化した影響で、前年同期比で売上高が増加した。

一方、「TIPSTAR」の開発費用や広告宣伝費等の先行投資が発生したことで費用が増加した。

上記の結果、売上高は53億7700万円(前年同期比336.9%増)、セグメント損失は24億5200万円(前年同四期はセグメント損失13億6000万円)となった。

ライフスタイル事業
SNS「mixi」、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」を中心に、各種サービスを運営している。

「家族アルバム みてね」はマネタイズの強化を推進しており、株式会社スフィダンテと連携したギフトサービスを新しく展開するなどで、売上高が前年同期比で増加した。

上記の結果、売上高は19億3600万円(前年同期比14.1%増)、セグメント損失は4億1100万円(前年同期はセグメント損失4億2400万円)となった。

関連サイト

株式会社ミクシィ公式サイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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