ユナイテッド、投資事業の好調で大きな増益 営業利益54億円 2021年3月期第2四半期決算

ユナイテッド

コンテンツ事業でもポートフォリオの整理にともなって運営タイトルを絞ったことで黒字に。

ユナイテッド株式会社(以下、ユナイテッド)は、2021年3月期第2四半期決算短信(連結)を11月9日(月)に発表した。当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高110億863万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は54億6531万円(同108.0%増)、経常利益は55億6004万円(同比15.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は37億2314万円(同192.5%増)となった。

ユナイテッド 決算 ユナイテッド 決算ハイライト

経営成績に関する説明

ユナイテッドグループにおいては、個人向け事業と法人向け事業の2軸で社会のデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「DXプラットフォーム事業」を新しく今後の成長を見込む最注力事業と位置づけている。

また、「インベストメント事業」を「DXプラットフォーム事業」と並ぶ成長期待事業、スマートフォン関連領域に特化した「アドテクノロジー事業」「コンテンツ事業」を収益期待事業と位置づけ、各事業の成長と収益性の改善に取り組んできた。

セグメント毎の業績は以下。

DXプラットフォーム事業
オンラインプログラミング教育事業を運営するキラメックス株式会社(以下、キラメックス)、アプリ・システム開発事業を運営する株式会社ブリューアス(以下、ブリューアス)、ユナイテッド株式会社のDXコンサルティング事業で構成されている。

当第2四半期連結累計期間は、キラメックスを中心に事業成長を継続したことで売上が増加した。

一方で、ブリューアスの事業拡大に向けた開発リソース追加等などの先行投資により、利益は前年同期比で減少した。

上記の結果、売上高は12億3770万円(前年同期比57.5%増)、セグメント利益は5744万円(同45.8%減)となった。

ユナイテッド DXプラットフォーム

インベストメント事業
インベストメント事業は、シード/アーリーステージを中心としたベンチャー企業への投資を行なっている。

当第2四半期連結累計期間は、投資先の営業投資有価証券を売却したことなどの影響で、増収増益となった。

上記の結果、売上高は56億904万円(前年同期比33.4%増)、セグメント利益は54億200万円(同39.3%増)だった。

ユナイテッド インベストメント

アドテクノロジー事業
アプリ広告領域において、アプリ特化広告配信プラットフォーム「ADeals」、動画広告配信プラットフォーム「VidSpot」を提供し、ウェブ広告領域において、SSP「adstir」、DSP「Bypass」、アドネットワーク「HaiNa」を提供している。

当第2四半期連結累計期間は、収益性重視の運営に移行したことで売上は減少したが、利益は増加した。

上記の結果、売上高は29億5504万円(前年同期比13.4%減)、セグメント利益は4億2994万円(同27.0%増)となった。

ユナイテッド アドテクノロジー

コンテンツ事業
スマートフォン向けアプリやウェブサイトを通した様々なサービスを提供しており、フォッグ株式会社、株式会社インターナショナルスポーツマーケティング、トレイス株式会社、ユナイテッド株式会社が運営するスマートフォン向けゲームアプリで構成されている。

当第2四半期連結累計期間は、前期に実施した事業ポートフォリオの整理に伴い、非継続事業の営業赤字が縮小したことから減収となったが、利益は増加した。

上記の結果、売上高は12億1205万円(前年同期比58.7%減)、セグメント利益は1億679万円(前年同期はセグメント損失11億8222万円)だった。

ユナイテッド コンテンツ

関連サイト

ユナイテッド株式会社公式サイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第2四半期決算説明資料

ユナイテッド