ビーグリー、主力サービス「まんが王国」などの成長で営業利益7億円 2020年12月期第3四半期決算

ビーグリー

マンガサービスではオリジナルコンテンツの配信や各種キャンペーンで会員数や作品数が増加。作家のプロデュースやプロモーション支援活動も展開中。

株式会社ビーグリー(以下、ビーグリー)は、2020年12月期第3四半期決算短信(非連結)を11月13日(金)に発表した。当第3四半期累計期間の売上高は83億2486万円(前年同期比7.5%増)、営業利益は7億4770万円(同21.7%増)、経常利益は6億4332万円(同5.4%増)、四半期純利益は3億654万円(同15.6%減)だった。

ビーグリー 決算

経営成績に関する説明

電子書籍ビジネスの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」においては、オリジナルコンテンツや独占先行配信作品を含むオリジナルレーベルの配信によってコンテンツの差別化を推進している。

「まんが王国」サイト内においては、ポイント購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元するポイントプログラムを常時行なうと共に、各種キャンペーンを実施するなど、お得感の訴求や幅広いユーザー層獲得に向けた販売促進活動を積極的に行なった。

また、8月には、「まんが王国」協賛企画として、日本最大のネットの夏祭り「ニコニコネット超会議2020夏」において、女優の本田翼氏が視聴者とオンライン読書を行なう「まんが王国 presents 本田翼の#みんなでまんが生放送」を行ない、同月からは新ラジオ番組「まんが王国 presents 世界はまんがで出来ている!」を放送するなど、サービスの認知度向上に向けた広告宣伝活動を展開したとのこと。

これらの取り組みにより、7月に会員登録数が400万人、9月に累計ダウンロード数13億冊を突破するなど、継続的に成長しているそうだ(累計ダウンロード数は、無料タイトル及びコマ形式のタイトルを冊数換算したものを含む)。

無料マンガアプリ「コミックevery」では、7月に株式会社講談社の作品配信を開始し、メディア化もした作品の扱いもはじめ、9月には基本無料で読める作品数を1800作品、55000話以上にまで拡大した。

電子小説サービス「ノベルバ」では、4月より、最優秀賞に株式会社竹書房での書籍化を確約した「恋愛小説コンテスト」を株式会社パブリッシングリンクと共同で行ない、サイトの活性化と作家デビューの支援を実施した。

ゲームビジネスでは、スマートフォン向け絆体感ゲーム『RenCa:A/N(レンカ アルバニグル)』において、8月より開発から配信までをビーグリーが行なうことで、アプリ内でのメインストーリーの追加、イベントの実施など、様々なコンテンツ拡充やサービス改善に積極的に取り組んでいるとのこと。

プロデュースビジネスについては、株式会社トンボ鉛筆協賛のもと「まんが王国」ならではのコネクションを活かした講師を招き、オンラインワークショップを開催するなど、コンテンツのプロデュースやプロモーション支援活動も展開している。

関連サイト

株式会社ビーグリー公式サイト
2020年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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