フィールズ、パチンコ・パチスロ機の販売苦戦などで営業損失33億円 2021年3月期第2四半期決算

フィールズ

コロナ禍で上半期に予定をしていたパチンコ・パチスロ機の販売を延期。円谷プロダクションでは映画制作で遅延が発生。

フィールズ株式会社は、2021年3月期第2四半期決算短信(連結)を11月13日(金)に発表した。当第2四半期連結累計期間は、売上高105億9100万円(前年同期比61.9%減)、営業損失33億2700万円(前年同期は営業損失27億5000万円)、経常損失32億4700万円(前年同期は経常損失25億3400万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失39億2300万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失27億5600万円)だった。

フィールズ 決算

経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間は、パチスロ『BLACK LAGOON4』、ガンダムシリーズパチスロ『シャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星』、パチスロ『リングにかけろ1 ワールドチャンピオンカーニバル編』の3機種を主に販売し、累計16500台を販売した。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言などの影響を受けて、上半期に予定をしていたパチンコ・パチスロ機の販売を延期したことなどにより、上半期の販売台数は低調となった。

フィールズ パチンコ

グループ会社のひとつである株式会社円谷プロダクションは、政府の緊急事態宣言による外出制限やイベント開催のガイドラインを遵守したことにより、イベント・ライブショーの中止や規模縮小を余儀なくされた。また、映画制作が遅れたことで、公開を延期するなどといったコロナ禍の影響があった。これらのことから、当初は厳しい上半期決算を予想していたが、第2四半期に入り、国内と中国のマーチャンダイジングが好調に推移したことから、想定を超える回復となった。

フィールズ 円谷

株式会社デジタル・フロンティアでは、巣ごもり消費によって高まる国内ゲーム会社からのCG映像制作を多数受注したとのこと。また、高いCG映像クオリティを維持しつつ、半数以上のエンジニアが在宅勤務で映像制作業務を行える体制を短期間で整えたことで、オフィス面積の縮小によるコスト圧縮効果を見込んでいる。

フィールズ デジタルフロンティア

関連サイト

フィールズ株式会社公式IRサイト
2021年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第2四半期決算説明資料

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