セルシス、ワコムや大磯町らと「デジタルクリエイティブ教育」を推進するパートナーシップ協定を締結

デジタルクリエイティブ教育

“デジタルならではのメリット”をいかした創作活動を教育に取り入れ、初・中等教育からクリエイティビティの開花やアートに親しむ素地を養う。

株式会社セルシス(以下、セルシス)は、株式会社ワコム(以下、ワコム)、神奈川県大磯町(以下、大磯町)、株式会社アイネット(以下、アイネット)と、大磯町の初等、中等教育の質のさらなる向上を目指す「ニューノーマル・デジタル・クリエイティブ教育(以下、NDC教育)」を推進するために、相互連携を強化するパートナーシップ協定を締結したことを発表した。

デジタルクリエイティブ教育

NDC教育とは、これまでペンや筆などで紙に描いてきた「アナログの創造活動」をデジタル環境で行なうことに加えて、ネットワークの利便性をいかして作品を共有したり、共同で作業するなど、“デジタルならではのメリット”を活用した創作活動を、教育に積極的に取り込むというもの。これにより、生徒のクリエイティビティを刺激し、生徒同士がインスピレーションを与えあう環境が構築できるだけでなく、自然な形でデジタル技術に触れ、体験の共有を通じて、ネットワークの世界における道徳観などを育み、初等教育、中等教育のはやい段階からクリエイティビティを開花させることと、将来にわたってアートに親しみ続ける素地を養うことを目指しているそうだ。

NDC教育の推進にあたり、ワコムは液晶ペンタブレットやペンタブレットなどのデジタルペン入力機器を、セルシスはユーザインターフェースとなるアプリを、アイネットはネットワーク環境や教育データの保守・管理に関する技術とサービスを提供することを発表している。3社は、それぞれが得意分野を持ち寄り、大磯町の実際の教育現場を舞台に、連携しあい、NDC教育を推進していくとのこと。

神奈川県大磯町 町長 中崎久雄氏のコメント
「これからの社会において大切な教育とは、目で見て考え、人の意見を聞き、そして自分の思いを表現することだと考えます。この取り組みの中で、絵を描くプロの方々が使用する最新の機材とともに、アプリなどソフトウェアをご提供いただき、世界に先駆けて大磯の子ども達が実際に使用し絵を描くことは、創造的思考を育むことに繋がると思います。子ども達の笑顔が輝くよう、町としても応援いたします。」

株式会社セルシス 代表取締役社長 成島啓氏のコメント
「セルシスはツールの提供を通じて世界中のクリエイターの支援を行っています。この度は子どもたちの創造性を育むことをサポートするべく、プロのクリエイターが実際に使用しているツールを、機能はそのままに、初等、中等教育向けにUIなどを最適化し提供させていただくことになりました。世界にはばたく未来のクリエイターのサポートもできることを大変嬉しく感じています。」

株式会社ワコム 代表取締役兼CEO 井出信孝氏のコメント
「『絵を描くことが好きでたまらない!』この想いを生徒さんたちが持ち続けられるよう、全力で支えていきます。絵を描くことは特に好きではない生徒さんたちにも、『こんなことができるんだ!』という新しい発見を提供したいと思います。単に製品を使ってもらうだけではなく『描き続けていたら、どんな世界が待っているか』『続けていたら、これが一生の仕事につながるかもしれない』といった胸ときめかす体験を、ワコムのコミュニティー全体で支えていきたいと考えています。」

株式会社アイネット 代表取締役兼社長執行役員 坂井満氏のコメント
「この度は、大磯町、株式会社ワコム、株式会社セルシスとパートナーシップ協定締結に際し、神奈川県においてIT企業として50年周年記念を迎える本年度に、このような子どもたちの創造性をはぐくむ非常に革新的で意義のある取り組みに参加できることを光栄に思っています。弊社のデータセンターを活用していただきながら、本取り組みを支えていく所存です。」

関連サイト

株式会社セルシス公式サイト

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