コミックの『ハイキュー!! 45』や「鬼滅の刃」「呪術廻戦」が売上に貢献。書籍の実用書では『「ディズニーツイステッドワンダーランド」FAN BOOK』が好調。
日本出版販売株式会社(以下、日販)は、2020年11月期の店頭売上前年比調査の結果を12月4日(金)に発表した。11月の店頭売上(全体)は前年比5.6%増加し、2008年の集計開始以来、初の7か月連続の前年売上越えとなった。
この調査は、当年と前年ともに売上データが取得できている書店1687店を対象にして2020年11月1日~11月30日の売上結果をまとめたもの。
コミックに関しては、14か月連続で前年の記録を上回る結果になり、好調を維持している。
雑誌扱いコミックの新刊では、完結を迎えた『ハイキュー!! 45(古舘春一/集英社)』が売上を伸ばし、既刊は「鬼滅の刃(吾峠呼世晴/集英社)」や、2020年10月からテレビアニメを放送している「呪術廻戦(芥見下々/集英社)」が好調とのこと。
書籍扱いコミックに関しては、『約束のネバーランド ART BOOK WORLD(出水ぽすか/集英社)』や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 4(稲田浩司/集英社)』が売上をけん引した。
書籍においては、2008年の集計開始以来、初の4か月連続の前年売上超えとなり、文芸書においては『オルタネート(加藤シゲアキ/新潮社)』や『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 21(愛七ひろ/KADOKAWA)』が売上をけん引し、実用書は『「ディズニーツイステッドワンダーランド」FAN BOOK(講談社)』と『鈴木絢音 1st 写真集 光の角度(幻冬舎)』が好調だったそうだ。
日販公式サイトの調査結果では雑誌などの売上分析も掲載されている。詳細は公式サイトで確認してほしい。