トーセ、大型案件のスケジュール変更などで赤字 営業損失1億円 2021年8月期第1四半期決算

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2022年8月期以降に完了する案件に多く取り組んでいることや、家庭用ゲームソフトの大型案件のスケジュール変更などで減収減益。

株式会社トーセ(以下、トーセ)は、2021年8月期 第1四半期決算短信(連結)を1月8日(金)に発表した。当第1四半期連結累計期間の売上高は7億7400万円(前年同期比19.8%減)、営業損失1億1100万円(前年同期は営業利益4100万円)、経常損失1億900万円(前年同期は経常利益5500万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失8500万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益3000万円)となった。

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経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間の業績は、2022年8月期以降に開発が完了する案件に多く取り組んでいることで、顧客と取り決めた開発スケジュールの関係上、当初から赤字になるという見通しのなか、デジタルエンタテインメント事業において、顧客の要望により家庭用ゲームソフトの大型案件の開発スケジュールが変更となったため、減収減益という結果になった。

デジタルエンタテインメント事業
当第1四半期連結会計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症への対策を進めるなか、新型ゲーム機「プレイステーション5」や「Xbox Series X/S」向けの開発案件に取り組んだ。

ゲームソフト関連の売上は、顧客の要望により家庭用ゲームソフトの大型案件の開発スケジュールが変更となった結果、7400万円(前年同期比54.6%減)となった。

モバイルコンテンツ関連に関しては、一部スマートフォン向けゲームのロイヤリティ売上が伸長したことに加えて、大型のスマートフォン向けゲームの運営業務が安定的に継続していることから、売上高5億1000万円(前年同期比0.4%減)となった。

パチンコ・パチスロ関連の売上は、5400万円(前年同期比38.0%増)だった。

上記の結果、デジタルエンタテインメント事業の売上高は6億3900万円(前年同期比10.6%減)、営業損失1億1600万円(前年同期は営業利益1900万円)となった。

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その他事業
SI事業、子会社の株式会社フォネックス・コミュニケーションズによる家庭用カラオケ楽曲配信事業、新規事業の創出に取り組んでいる。

当第1四半期連結累計期間に関しては、コロナ禍による巣ごもり消費の拡大に伴い、家庭用カラオケ楽曲配信事業のロイヤリティ売上が伸長したが、SI事業において前年同期に大型案件の開発完了があったことの反動減などがあった。

上記の結果、売上高は1億3500万円(前年同期比46.1%減)、営業利益400万円(同79.4%減)となった。

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関連サイト

株式会社トーセ公式サイト
2021年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月期第1四半期決算説明資料

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