IGポート、電子書籍の売上好調や「攻殻機動隊」などの収益分配で増収増益 営業利益7億円 2021年5月期第2四半期決算

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新型コロナウイルス感染症拡大による巣ごもり需要で電子書籍の販売が好調。版権事業でも大型タイトルの収益分配で増収増益。

株式会社IGポートは、2021年5月期第2四半期決算短信(連結)を1月14日(木)に発表した。当第2四半期連結累計期間の売上高は51億4128万円(前年同期比17.7%増)、営業利益は7億6463万円(同142.3%増)、経常利益は7億8510万円(同150.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億7437万円(同221.7%増)だった。

IGポート 決算

経営成績に関する説明

映像制作事業
劇場用アニメーション「Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編」や「劇場版BEM~BECOME HUMAN」、テレビ用アニメーション「NOBLESSE-ノブレス-」「MARS RED」「GREAT PRETENDER」など、その他CM用、ゲーム用、遊技機用のアニメーションを制作した。

前期に引き続きCG制作費や外注費の高騰、制作期間の長期化により厳しい状況が続いているが、納品した一部作品については改善があった。

上記の結果、売上高は28億5879万円(前年同期比0.5%減)、営業利益は2億1089万円(同22.0%増)となった。

出版事業
月刊誌「コミックガーデン」、コミックス『魔法使いの嫁 14巻』『リィンカーネーションの花弁 12巻』『転生貴族の異世界冒険録 5巻』など、定期月刊誌6点と、新刊コミックス・書籍54点を刊行した。このなかでは、既刊コミックスの「リィンカーネーションの花弁」「転生貴族の異世界冒険録」の販売が好調だった。

書店向け出版売上は前年同期並みとなったが、電子書籍の売上は新型コロナウイルス感染症の拡大による巣ごもり需要の影響もあり、好調に推移した。

上記の結果、売上高は9億1949万円(前年同期比33.3%増)、営業利益は1億5975万円(同151.8%増)となった。

版権事業
「GREAT PRETENDER」「攻殻機動隊」「進撃の巨人」「ハイキュー!!」などのシリーズタイトルを中心に、二次利用による収益分配を計上した。

大型作品の公開や放映などにより、前年同期と比較して映像マスターとコンテンツ資産の減価償却費が増加した。

上記の結果、売上高は12億4472万円(前年同期比81.5%増)、営業利益は4億5956万円(同192.7%増)となった。

その他事業
雑誌のイラスト描きやキャラクターの商品販売、スマートフォン向けアプリなどを展開した。

上記の結果、売上高は1億1827万円(前年同期比0.4%増)、営業損失は684万円(前年同期は営業損失2484万円)だった。

関連サイト

株式会社IGポート公式サイト
2021年5月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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