アクロディア、コロナ禍による飲食事業の営業自粛などで営業損失1.1億円 2021年8月期第1四半期決算

アクロディア

新型コロナウイルス感染症の拡大により飲食関連事業の収益が減少。求職者向けITスクールの運営事業は受講者増加で利益増。

株式会社アクロディア(以下、アクロディア)は、2021年8月期第1四半期決算短信(連結)を1月14日(木)に発表した。当第1四半期連結累計期間における売上高は2億4300万円(前年同期比29.10%減)、営業損失は1億1800万円(前年同期は営業損失1100万円)、経常損失は1億1600万円(前年同期は経常利益3700万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億1800万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益3900万円)だった。

アクロディア 決算

経営成績に関する説明

ソリューション事業
プラットフォーム分野では、安定的な収益軸のひとつである携帯電話販売店の店頭デモ端末管理システム「Multi-package Installer for Android」などが堅調に推移し、ストック型ビジネスとして継続している。

また、中長期的な成長を目指して「インターホン向けIoTシステム」や「i・Ball Technical Pitch」の開発など、システム開発を基盤とした事業の拡大に向けた取り組みも継続して成長している。

警備用途などB2B向けに大きな需要が見込まれる「SIM インターホン IoT システム(仮称)」については、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、事業展開に時間が必要な状況となっている。

コンテンツサービスの分野においては、複数のプラットフォームでソーシャルゲームやアプリを提供し、市場獲得に取り組んでいる。

新規タイトルとしてJリーグオフィシャルライセンスゲーム『僕らのクラブがJリーグチャンピオンになるなんて』を開発した。

2011年12月のサービス開始よりコアなファンを持つ『サッカー日本代表2020ヒーローズ』では、新しくアバター機能を提供するなど、収益向上に向けた取り組みを行なった。

なお、フィーチャーフォン向けに継続していた一部のサービスが縮小したことなどに加え、前年同期には一過性の売り上げがあったことから、前年同期比で売上高が減少した。

上記の結果、売上高は1億5800万円(前年同期比23.93%減)、セグメント損失は4300万円(前年同期はセグメント利益7000万円)だった。

飲食関連事業
飲食業では、東京都渋谷区のちとせ会館の「渋谷肉横丁」において8店舗を、ごまそば、北前そばの専門店チェーン「高田屋」のうち3店舗を運営している。

直営店については、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が続いていることから、前年比での減益傾向が継続している。

上記の結果、売上高は6300万円(前年同期比41.51%減)、セグメント損失は1700万円(前年同期はセグメント損失100万円未満)という結果になった。

教育関連事業
新宿校において3教室を開講し、主に訓練期間を約半年とする求職者向けITスクールのセミナーを行なっている。新型コロナウイルス感染症の拡大にともなう雇用情勢の悪化傾向を受けて、受講希望者が増加した結果、教室の空席減少による業績の改善傾向が継続している。

また、教育関連事業を行なう株式会社インタープランが厚生労働大臣より取得した有料職業紹介業の許可を活用することで、さらなる成長を目指している。

上記の結果、売上高は2100万円(前年同期比45.77%増)、セグメント利益は300万円(同1594.49%増)となった。

関連サイト

株式会社アクロディア公式サイト
2021年8月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

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