イーブックイニシアティブジャパン、マーケティング強化で過去最高の売上を更新 営業利益8億円 2021年3月期第3四半期決算

イーブックイニシアティブジャパン

巣ごもり需要の継続や新規既存ユーザー向けの各種施策が業績に貢献。各事業とYahoo!JAPANサービスとの連携施策の強化も収益に寄与。

株式会社イーブックイニシアティブジャパン(以下、イーブックイニシアティブジャパン)は、2021年3月期第3四半期決算短信(非連結)を1月27日(水)に発表した。当第3四半期累計期間の業績については、売上高218億9060万円(前年同期比44.2%増)、営業利益8億6507万円(同63.4%増)、経常利益8億6697万円(同64.7%増)、四半期純利益は6億902万円(同68.9%増)だった。

イーブックイニシアティブジャパン 決算 イーブックイニシアティブジャパン サマリー イーブックイニシアティブジャパン ハイライト イーブックイニシアティブジャパン 売上推移

経営成績に関する説明

イーブックイニシアティブジャパンは、従業員などの安全と事業拡大を両立するため、在宅勤務を中心とした働き方に移行し、2016年6月に資本業務提携したヤフー株式会社(以下、ヤフー)との事業連携を積極的に推進している。

ヤフーと協力して運営中の電子書籍販売サービス「ebookjapan」に関しては、Yahoo! JAPANサービスとの連携施策を強化したほか、スマートフォン決済サービス「PayPay」と連携した大型キャンペーンを行なうなど、新規ユーザー獲得のためのマーケティング活動、既存ユーザー向けの販売促進活動を積極的に行なった。

また、クロスメディア事業においても、「PayPayモール」をはじめヤフーグループのサービスとの連携を積極的に推進するとともに、サービス品質と顧客満足度の向上につとめた。

セグメント毎の業績は以下。

電子書籍事業
当第3四半期累計期間は、電子書籍販売サービス「ebookjapan」において、「PayPay」と連携した大型キャンペーンを展開した。ヤフーグループのEコマースサービスが一丸となって実施した「超PayPay祭」、グループのサービスを使えば使うほどお得になる「PayPaySTEP」のほか、年末年始では各種販促企画を行ない、売上高の拡大に注力した。このほかに、サービスの認知度向上のため、広告宣伝を強化して新規ユーザーの獲得につとめた。

プロダクト面では、AIのさらなる活用として、ユーザーレビューから自動生成した「感情タグ」を実装するなど、ユーザー満足度の向上をはかった。

上記の結果、売上高は169億2063万円(前年同期比45.8%増)となった。

イーブックイニシアティブジャパン paypay イーブックイニシアティブジャパン 感情

クロスメディア事業
当第3四半期累計期間は、引き続き「PayPayモール」や「Yahoo!ショッピング」をはじめとした大手ECモールにおける紙書籍のオンライン販売に注力した。

ヤフーグループを挙げた大規模セール「超PayPay祭」に参画したほか、年末の需要拡大に対応するため、さらに在庫の拡充などを行ない、ユーザー満足度の向上と売上高の拡大につとめた。

上記の結果、売上高は49億6997万円(前年同期比39.2%増)となった。

関連サイト

株式会社イーブックイニシアティブジャパン公式サイト
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年度第3四半期決算補足資料

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