「英語版Renta!」や「中国語繁体字版Renta!」で翻訳体制を強化。ブランドの普及施策として「電子書店パピレス」と「犬耳書店」を「Renta!」に統合。
株式会社パピレス(以下、パピレス)は、2021年3月期第3四半期決算短信(連結)を2月10日(水)に発表した。当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は193億9800万円(前年同期比12.6%増)、営業利益は20億3200万円(同109.8%増)、経常利益は20億400万円(同105.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億5800万円(同123.6%増)だった。
経営成績に関する説明
パピレスグループは、顧客第一主義の基本理念にもとづく継続的なサービスの向上施策と他社との差別化をはかるため、ブランド戦略施策や中長期的な事業拡大を目的に、広告宣伝と販売促進施策を積極的に行なってきた。
また、海外市場の開拓や次世代コンテンツの開発にも積極的に取り組んでおり、「英語版Renta!」や「中国語繁体字版Renta!」の翻訳体制の強化と掲載コンテンツの拡充を行なっている。
サービス向上施策としては、ユーザビリティが高いサイトの改良とAIによるレコメンド機能の向上を進め、決済サービスとして「PayPay」を追加した。
ブランド戦略施策では「Renta!」ブランドの普及施策として、運営サイト「電子書店パピレス」と「犬耳書店」の「Renta!」へのサービス統合を進めている。
広告宣伝施策は、インターネット広告やテレビCMを積極的に行ない、AIによる広告効果の向上もはかっている。
また、次世代コンテンツ開発施策としては、小説の文章を短く区切り、画像を追加した「絵ノベル(特許取得済)」と、コミックを動的演出でみせる「コミックシアター」のフルカラー化、フルボイス化などの改良を進めている。また、「タテコミ」にアニメーション効果を付加した「タテコミMove!」や、「タテコミMove!」に人気声優によるボイスを付加した、スマホで見るタテ型マンガアニメーション「アニコミ」の制作体制も強化を進めた。