セガサミー、遊技機事業やリゾート事業の苦戦で利益半減 営業利益135億円 2021年3月期第3四半期決算

セガサミー

エンタテインメントコンテンツ事業は、コンシューマゲームのリピート販売が好調に推移したことで利益が増加。

セガサミーホールディングス株式会社は、2021年3月期第3四半期決算短信(連結)を2月12日(金)に発表した。当第3四半期連結累計期間における売上高は2101億7700万円(前年同期比25.2%減)、営業利益は135億2700万円(同51.8%減)、経常利益は125億7400万円(同51.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は62億3900万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益229億8900万円)となった。

セガサミー 決算

経営成績に関する説明

遊技機事業
パチスロ遊技機については『パチスロ七つの大罪』などを販売したことで、12487台の販売(前年同期は105860台)となった。

パチンコ遊技機に関しては、『P真・北斗無双 第3章』などを販売し、59359台の販売(前年同期は75094台)となった。

狂気の結果、売上高は373億7200万円(前年同期比56.7%減)、経常損失は87億7100万円(前年同期は経常利益194億8000万円)となった。

セガサミー 遊技機

エンタテインメントコンテンツ事業
コンシューマ分野では、ゲーム本編については『Football Manager 2021』『龍が如く7 光と闇の行方(欧米版)』などの新作タイトルを発売したほか、リピート販売が好調に推移し、販売本数は3420万本(前年同期は1933万本の販売)となった。

セガサミー コンシューマ

スマートフォンやPC向けの基本プレイ料金無料、アイテム課金制のゲームコンテンツの販売などに関しては、9月にリリースした『Re:ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories』や『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』などの新作タイトルに加え、既存タイトルも好調に推移した。

セガサミー スマートフォン

アミューズメント機器分野においては、UFOキャッチャーシリーズやプライズなどの定番製品の販売に加え、『StarHorse4』のコンテンツ更新料などを計上した。

アミューズメント施設分野では、6月中旬以降は全店舗で営業を再開し、郊外やショッピングセンターの店舗を中心に施設稼働の回復が進んだ。

映像・玩具分野に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響により劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』の公開が延期となったが、映像制作や配分収入に伴う収入を計上した。そのほか、玩具においても定番製品を中心に堅調な販売となった。

上記の結果、売上高は1676億300万円(前年同期比10.0%減)、経常利益は331億9600万円(同106.8%増)となった。

セガサミー エンタテインメント コンテンツ

リゾート事業
『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、集客数の大幅な落ち込みがあったことから、利用者数は前年同期比34.7%減となった。一方で、「Go To トラベル事業」の影響などにより、個人需要を中心に大幅な回復があったとのこと。また、日本国内におけるIR参入に向けた費用が発生した。

海外においては、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.(当社持分法適用関連会社)が運営する「パラダイスシティ」において、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、1月~9月のドロップ額(テーブルにおけるチップ購入額)が前年同期比減少し、カジノ来場者数も大幅な落ち込みがあった。

以上の結果、売上高は48億8600万円(前年同期比41.1%減)、経常損失は66億4700万円(前年同期は経常損失33億4600万円)となった。

セガサミー リゾート

関連サイト

セガサミーホールディングス株式会社公式サイト
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年3月期第3四半期決算プレゼンテーション

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