カヤック、ハイパーカジュアルゲームの売上が業績に貢献 営業利益7.4億円 2020年12月期決算

カヤック

ハイパーカジュアルゲームの貢献やeスポーツ事業の成長で3年振りの黒字化。過去最高の売上高を達成。

株式会社カヤック(以下、カヤック)は、2020年12月期決算短信(連結)を2月15日(月)に発表した。当連結会計年度の売上高は87億4919万円(前期比37.1%増)、営業利益は7億4458万円(前期は営業損失5億3539万円)、経常利益は7億4075万円(前期は経常損失5億4035万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億520万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失3億497万円)だった。

カヤック 決算 カヤック 決算 ハイライト カヤック 業績推移

経営成績に関する説明

クライアントワーク
スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向にあったが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、リアルイベントの開催中止や延期などが発生した。

上記の結果、売上高は21億5430万円(前期比2.5%増)となった。

カヤック クライアントワーク

ゲーム
『ぼくらの甲子園!ポケット』や『キン肉マン マッスルショット』、ハイパーカジュアルゲームと、株式会社カヤックアキバスタジオ(以下、カヤックアキバスタジオ)での受託ゲーム開発が売上高の大部分を占めている。

ハイパーカジュアルゲームの『Park Master』や『Noodle Master』『Paint Dropper』『Masking Print』の累計ダウンロード数は、2020年12月末時点で全世界合計1.41億超を記録し、好調に推移している。

カヤックアキバスタジオでの受託案件も拡大基調にある。

上記の結果、売上高は42億1275万円(前期比80.6%増)となった。

カヤック ゲーム

ゲームコミュニティ
ウェルプレイド株式会社のeスポーツ事業、スマートフォンゲームに特化したコミュニティの「Lobi」、トーナメントプラットフォームの「Tonamel(トナメル)」が売上高の大部分を占めている。

当期のTonamelにおける大会開催数は、前期比364%増の5812件だった。

上記の結果、売上高は14億935万円(前期比46.4%増)となった。

ゲームコミュニティ

ちいき資本主義
移住プラットフォームサービスの「SMOUT」、通貨コミュニティサービスの「まちのコイン」、地域プロモーションの受託、鎌倉市内で展開するまちづくり事業などのサービスが、売上高の大部分を占めている。

2020年12月末時点で、SMOUTの累計登録ユーザー数は前期末比163%増の2.26万人となり、順調に拡大した。

上記の結果、売上高は2億8988万円(前期比125.5%増)となった。

カヤック ちいき

その他サービス
ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、上期に大きく業績が悪化したが、下期にかけては緩やかな回復基調にある。

また、子会社で展開する不動産仲介サービスは、都心から郊外へ転出需要を取り込み、緩やかな回復傾向が継続している。

上記の結果、売上高は6億8289万円(前期比20.3%減)となった。

カヤック その他

関連サイト

株式会社カヤック公式サイト
2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年12月期第4四半期決算説明会資料

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