商業施設内の現状把握や、テナント誘致、イベント施策の企画効果検証などが定量的に行なえるようになる分析サービス。
株式会社コロプラのおでかけ研究所(以下、コロプラおでかけ研究所)は、リアル行動データプラットフォーム「Tangerine nearME」を展開するTangerine株式会社(以下、Tangerine)と、商業施設向け分析サービスの連携を開始し、2020年11月から大型ショッピングモール実店舗にてトライアルを行なっていることを発表した。
コロプラおでかけ研究所では、これまで商業施設運営会社などへ位置情報ビッグデータを活用したエリアマーケティング分析、コンサルティングサービスを提供してきた。
高品質な位置情報ビッグデータを丁寧に解析することで人の流れを可視化し、可視化したデータから得られる気づきを具体的な施策に落とし込み、多くの施設運営会社と事業を手掛けているという。
しかしながら、「位置情報ビッグデータでは施設内の人の流れがわからない」「人を実際に呼び込む施策バリエーションが少なかった」といった課題があったそうだ。
それが今回のTangerineとのサービス連携により、これまでの位置情報ビッグデータを活用した競合施設を含む商圏エリアマーケティングに加えて、商業施設のインストアマーケティング(Tangerine nearME Retail Analytics)までを一気通貫で分析が行なえるようになったとのこと。
このサービスを導入することで、近隣商圏動態調査から施設内の動態までファネル分析が行なえ、現状把握やテナント誘致、イベント施策の企画効果検証などが定量的に行なえるだけでなくえ、これらのファネル分析から導き出されたターゲットに対し、来店につなげる効果的な位置連動広告配信も可能になったとのこと。