Webソリューション事業は新規受注の増加や、既存顧客の受注継続で増収増益。ゲーム事業も不採算タイトルの終了やゲーム開発の受注増加で収益増。
株式会社アピリッツ(以下、アピリッツ)は、2021年1月期決算短信(非連結)を3月17日(火)に発表した。2021年1月期は、売上高38億8933万円(前期比108.7%)、営業利益2億2947万円(同159.3%)、経常利益2億2902万円(同159.9%)、当期純利益1億2559万円(同188.7%)だった。
経営成績に関する説明
Webソリューション事業
新規顧客からの受注増加と既存顧客からのサービス設計から開発、保守までを請け負うことで、継続受注が順調に推移した。
また、事業に重要なデジタル・トランスフォーメーションに資する人材を育成するため積極的に採用を行なった。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、人材系顧客などに関して、1億円程度の受注見送りが発生した。一方で、EC事業などのビジネスが活発になった顧客からの受注が増加したことで、結果的に通期で事業への影響はなかった。
上記の結果、売上高は18億2482万円(前期比128.0%)、セグメント利益は5億3776万円(同108.1%)となった。
オンラインゲーム事業
自社ゲーム開発に関しては、各タイトルにおいて各種イベントの開催や新キャラクターの追加などを行ない、主要タイトルの売上維持につとめた。それと共に、不採算タイトルのサービスを終了し、利益率向上のため、運営体制の見直しを行なった。
パートナーゲーム開発に関しては、自社ゲーム開発にて開発した自社エンジンとそのノウハウを活かして、順調に他社ゲーム開発の受注やセカンダリ案件が推移した。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、「クリエイター派遣」に新規獲得の速度鈍化があったが、オンラインゲーム事業全体での売上高への影響は軽微だった。
上記の結果、売上高は20億6450万円(前期比95.8%)、セグメント利益は1億9425万円(同309.9%)となった。