メディアドゥの流通プラットフォームと日本文芸社のコンテンツIPをあわせて、効率的・効果的な販売促進や電子書店との協働などを推進。
株式会社メディアドゥ(以下、メディアドゥ)は、紙や電子の雑誌、書籍の発行などを手掛ける株式会社日本文芸社(以下、日本文芸社」)の発行済全株式をRIZAPグループ株式会社(以下、RIZAPグループ)から取得して、子会社化したことを発表した。
メディアドゥグループは電子書籍の流通に加え、出版プラットフォーマーを目指す「インプリント事業」にも注力している。
日本文芸社は、RIZAPグループの出版プラットフォームを担っていたが、当初想定していたシナジーが発揮できていなかったことに加えて、RIZAPグループが今後、経営資源を集中していく美容やヘルスケア分野とのシナジー効果が必ずしも高いとはいえず、事業の整理や売却などが検討されていたそうだ。その状況で、メディアドゥより日本文芸社の株式取得の提案があり、構造改革のさらなる推進、日本文芸社の中長期的な成長の実現には、その提案を受けることが最善だと判断したという。
今後は、メディアドゥの流通プラットフォームと、日本文芸社のコンテンツIP(知的財産)を掛けあわせることで、効率的かつ効果的な販売の促進をはかっていくほか、メディアドゥの電子書店との協働や、Webtoon(デジタルコミック・ウェブコミックの一種)など新しいコンテンツのマーケティング、バリューチェーンにおける付加価値創出に向けた研究開発などを行ない、両社のシナジーを追求していくとのこと。