VARK、ジャフコ グループや電通グループなどから約6億円の資金調達を実施

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調達した資金で新サービスの開発や組織体制を強化を推進。バーチャルライブプラットフォーム「VARK」を総合エンターテインメントプラットフォームとする新プロジェクトを開始。

バーチャルライブプラットフォーム「VARK」を運営する株式会社VARK(以下、VARK)は、ジャフコグループ株式会社、株式会社博報堂DYベンチャーズ、株式会社電通グループ、TBSイノベーション・パートナーズ合同会社、セガサミーホールディングス株式会社、その他非公開の株主を引受先とする第三者割当増資により、約6億円の資金調達を行なったことを発表した。

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新型コロナウイルス感染症の影響を受け、全世界的にリアルイベントは自粛ムード一色となったが、その一方でインターネット上で音楽ライブなどを行なう「バーチャルライブ」が多く開催され、一般の人々にも広くその存在が知られるようになっている。

2018年より「バーチャルライブ」を手掛けてきたVARKは、世の中のニーズの高まりを追い風に急成長を遂げたが、開催頻度がそのニーズに十分こたえられているとは思えず、内容に関しても、単にリアルライブの代替ではないバーチャルだからこそのライブというものを生みだし続けるという目標を達成するには環境が整っていないと感じていたそうだ。

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VARKは、それを達成する環境をつくりだすために、さらなる成長を求められるフェーズにはいったことを発表し、これまで培った「バーチャルライブ」や「バーチャル空間でのコミュニケーション」の知見を、より多くのアーティストに提供できるよう、新サービスの開発や組織体制の強化を推進し、バーチャルライブの進化と加速を、サポーターとともに進めるとのこと。

また、バーチャルライブプラットフォーム「VARK」を、「メタバース」としての側面を取り入れた「総合エンターテインメントプラットフォーム」としての展開することを決定し、そのための開発をスタートするそうだ。

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株式会社VARK CEO 加藤卓也氏のコメント
「我々は、『新しい活躍の場所を創り、新しい人生を届ける。』というミッションのもと2018年よりバーチャルライブプラットフォーム『VARK』を運営してきました。その当時誰も注目していなかったVARKという活躍の場所は、今多くのアーティストの皆様やファンの皆様に使っていただけるようになりました。今後この流れを止めず、もっともっと多くの方に使っていただける場の創出を行って参ります。更に今年からはここに新しい活躍の場所のハブとなる機能もリリースいたします。僕たちが目指す先はきっと音楽ライブにとどまらず人々が活躍したいと思う限り、無限に広がっていくはずです。その最初の一歩として活躍したい人、その活躍を応援する人がつながる場の開発もこの資金調達によって進めて参ります。」

株式会社VARK 開発統括 石川宣永氏のコメント
「弊社の事業である『バーチャルライブ』について可能性を見出していただき、この度多くの頼もしいパートナー様とともにご一緒できること、大変心強く思います。好調と評していただいた本事業ですが、まだまだ現実のライブでしか体験できない要素が多かったり、バーチャルならではのもっともっと楽しい表現ができる可能性がまだ無限に残されていたりと、やりたいことを挙げればきりがありません。今回発表となったプラットフォーム事業開発もその一つですが、常に『より良い体験の追求』を行い、バーチャルライブというものを生活に根付けられるよう取り組んでゆければと考えております。」

ジャフコグループ株式会社 長島昭氏のコメント
「著名なアーティストさん/演者さんのライブを最前列で楽しめる、VARK上で行われているライブに毎回感動しております。今後のライブはもちろん、総合エンターテインメントプラットフォームとしての展開についても、バーチャル空間というまっさらな新世界に対して、どのような場を提供していくか、考えるだけでワクワクしており、そうした新しい挑戦のフェーズに入るVARK社を全力で応援して参ります。」

HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND 株式会社博報堂DYベンチャーズ パートナー 漆山乃介氏のコメント
「VARKが生み出すバーチャルライブの新たな体験価値は、出演者と視聴者に対する深い思い入れから生まれているものです。VRのポテンシャルは今後さらに引き出されてくるものとおもいますが、VARKメンバーの言わばテクノロジー・クラフトマンシップをもってすれば、リアル以上の感覚や情報を受け取ることができ誰もが自由に表現できる『もう一つの世界』はバーチャルエンターテインメントを体験したことのない多くの人にとってもより普遍的なものになっていくはずです。今後は、博報堂DYグループが有する生活者発想とクリエイティビティを掛け合わせ、VTuberに留まらずリアルアーティストなどへの展開も画策し、新しいバーチャルエンターテインメント体験の提供に向けてともに挑戦してまいります。」

株式会社電通グループ 電通イノベーションイニシアティブ シニア・マネージャー 小山祐樹氏のコメント
「VARKのバーチャルライブプラットフォームは、『場所』や『距離』といったこれまでの制約を解放し、バーチャル空間ならではの体験と機能の企画開発力、データドリブンのコンテンツ選定と演出力に裏打ちされ、ユーザーと出演者の双方から高い満足度を獲得されてきました。アフターコロナの社会において益々その価値と裾野を広げ、世界中の人々の感性や才能を拡張させる新しいエンターテインメントプラットフォーム創りを、ともに目指せれば嬉しいです。」

TBSイノベーション・パートナーズ合同会社 代表パートナー 片岡正光氏のコメント
「TBSグループはライブエンタテインメント・配信事業など、新時代に向けた事業展開を推進しております。VRライブやバーチャル配信技術は顧客体験価値を拡大し、この取り組みを加速させる大きな可能性があると考えております。ユーザの声に寄り添い、高い技術力でバーチャルならではの演出を活かした体験を提供するVARK社とともに、放送・リアルを超える新しいエンターテインメントの創造を目指してまいります。」

セガサミーホールディングス株式会社 投資マネジメント部部長 清宮俊久氏のコメント
「加藤さん率いるVARK社は、VRライブイベントの企画・運営に早い段階から取り組んでおり、高い評価と実績・経験のあるチームです。大手Vtuber事務所、タレントやアーティストからの信頼も厚く、ファンに満足度の高いコンテンツを提供している点も素晴らしい。今後益々VR上でライブ配信するIPが増えていくことが予想されるなか、弊社セガサミーグループもVARK社ともに新しい感動体験を提供していきたいと考えております!」

関連サイト

株式会社VARK公式サイト

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