日本アニメに興味を持つ海外ファンに効果的にリーチするマーケティングプラットフォームを目指して、規模拡大を目指す。
株式会社メディアドゥの子会社で、アニメ・マンガコミュニティ「MyAnimeList」を運営している株式会社MyAnimeList（以下、MyAnimeList）は、株式会社アカツキ、株式会社アニメタイムズ社、株式会社KADOKAWA、合同会社DMM.comを引受先とした第三者割当方式による新株発行を行ない3億1100万円を調達したことを発表した。これで新株発行による調達資金の総額は12億円となるそうだ。
「MyAnimeList」は、海外の日本アニメやマンガファン、各関連事業者にとって理想的なプラットフォームを目指して、オフィシャルアプリの提供、広告プラットフォームの改善、各種イベントの実施、大規模アクセスに耐えるシステム構築などに尽力しており、2021年2月時点の月間利用者数は1800万人を突破しているそうだ。
近年、動画ストリーミングプロバイダーの躍進で、日本アニメが海外で注目度を高めているが、海外のファンへの効果的かつ自由度の高いコンテンツの提供など、インバウンドやアウトバウンドに対する広告を検討できるマーケティングプラットフォームが少ないのが現状だ。
こうしたなかでMyAnimeListは、海外の日本アニメやマンガのファンの興味や需要を捉えた有効なIP販売を行ない、マーケティングプラットフォームとしてさらなる規模拡大を目指すことを目的に、増資を行なうことを決定したそうだ。
今後は、新規株主となる各社をはじめとするコンテンツホルダーや各事業者と様々な取り組みを行ない、より理想的なファンコミュニティとデータベースの形成に尽力し、サイトのサービス改善やメニュー多言語化、オリジナル動画コンテンツの配信などといった強化方針に基づいて、世界最大級のアニメ・マンガ特化型SNSの構築に邁進していくとのこと。
Akatsuki, The Anime Times Company, DMM․com, and Kadokawa invest in MyAnimeList through third-party allotment https://t.co/pNPNDPVi4m pic.twitter.com/S7niMA7ko0
— MyAnimeList (@myanimelist) May 31, 2021
