アマチュアクリエイターに限って、YouTubeパートナープログラムを活用した「ピアプロキャラクターズ」の動画の収益化を許諾。
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(以下、クリプトン)は、歌声合成ソフトウェア「初音ミク」「鏡音リン」「鏡音レン」「巡音ルカ」「MEIKO」「KAITO」によって合成された歌声、および前記各ソフトウェアのキャラクター(以下、ピアプロキャラクターズ)を使用したYouTubeへの投稿動画について、アマチュアクリエイターである動画の投稿者がYouTubeパートナープログラムに加入して収益化を行なうことを、2021年6月1日付けで解禁したことを発表した。
クリプトンは、2009年7月に「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(以下、PCL)」を公表し、非営利目的かつ無償での条件のもとで、クリエイターがピアプロキャラクターズを別途の手続きなしで使えるようにし、この条件に完全に合致しないピアプロキャラクターズの利用に関しても、具体的な利用の態様ごとに「キャラクター利用のガイドライン」を示すことで、アマチュアクリエイターの創作活動の円滑化を推進してきた。
その結果クリプトンの「歌声合成ソフトウェア」と「ピアプロキャラクターズ」は、リリースから10年以上経った今も、音楽や絵画、映像などの幅広いジャンルのクリエイターから支持を得ており、これらを使った創作物の発表の態様のひとつである「YouTubeでの動画の公表」についても、衰えることのない勢いで続いている。
今回の発表では、これまで「PCL」や「キャラクター利用のガイドライン」に記載されていなかった収益化機能の利用について明確にしたもので、クリエイターからの変わらぬ支持への感謝として解禁することを決定したという。
ただし、クリプトン以外の第三者が、著作権やその他の権利を有するコンテンツを含む動画については、この対象にはならないそうだ。
なお、「クリプトン、クリプトンの歌声合成ソフトウェア、ピアプロキャラクターズのイメージを著しく損なう利用」「動画内で利用する著作物の著作者その他その制作に寄与した者の社会的な評価を損なうような利用」「公序良俗に反する利用」などに該当する動画への利用は、収益化の対象にならないだけでなく、クリプトンによる利用許諾の対象にはならないとのこと。
#クリプトン は、クリエイターの皆様からの変わらぬご支持への感謝を込め、2021年6月1日付けで、アマチュアクリエイターによる『#初音ミク』たちピアプロキャラクターズを使用したYouTube投稿動画の収益化を解禁いたしました!
詳細はニュースリリースよりご確認ください😉https://t.co/pHejVCEJJ0 pic.twitter.com/uzPOPLCIIn— 初音ミク 公式 (@cfm_miku) June 1, 2021
関連サイト
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社公式サイト
「初音ミク」公式サイト
ピアプロ・キャラクター・ライセンス
ピアプロ・キャラクター利用のガイドライン