講談社、海賊版サイト「漫画村」の元運営者の実刑判決を発表

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懲役3年、罰金1000万円の実刑判決。講談社では今後もさまざまな対策で海賊版の撲滅に向けて尽力。

株式会社講談社(以下、講談社)は、2017年から2018年にかけて、出版界に大きな被害をもたらした海賊版サイト「漫画村」の元運営者である星野路実氏に、著作権法違反及び組織犯罪処罰法違反の罪で、懲役3年及び罰金1000万円、組織犯罪処罰法違反による追徴金約6257万円の有罪判決がくだったことを発表した。

講談社 漫画村

講談社では漫画村のほかにも、海賊版サイト「はるか夢の址」に対して約1億6000万円の損害賠償請求を行なっており、2019年11月に勝訴している(関連記事)。

講談社は、星野氏の有罪判決について「漫画村は 2016年の開設以降、2017年から2018年にかけてユーザーの膨大なアクセス数をベースに、巨額の不正な利益を得たサイトです。その首謀者かつ運営の中心にいたとされる星野被告に実刑判決が出たことは、当然の結果と考えます。マンガを中心とした海賊版の被害は、3年前の漫画村閉鎖以降も深刻なものです。依然として著作者の利益を不当に侵害しつづけています。講談社はこれまで通り、刑事告訴、民事訴訟の提起を含めて、さまざまな対策を進めて海賊版の撲滅に向けて努力してまいります。みなさまのご理解とご協力のほどなにとぞよろしくお願いいたします。」とコメントを発表している。

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