国内外でNintendo Switch関連タイトルが好調。海外売上高比率は77.9%。
任天堂株式会社(以下、任天堂)は、2022年3月期第1四半期決算短信(連結)を8月5日(木)に発表した。当第1四半期の経営成績は、売上高3226億4700万円(うち、海外売上高2512億円、海外売上高比率77.9%、前年同期比9.9%減)、営業利益は1197億5200万円(前年同期比17.3%減)、経常利益は1286億1000万円(前年同期比14.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は927億4700万円(前年同期比12.9%減)となった。
経営成績に関する説明
当第1四半期(2021年4月~6月)の状況は、Nintendo Switchでは、4月に発売した『New ポケモンスナップ』(※)が207万本、5月発売の『ミートピア』が104万本、6月発売の『マリオゴルフ スーパーラッシュ』が134万本の販売を記録し、それぞれ好調な滑り出しをみせている。(※国内では株式会社ポケモンが、海外では当社が発売・販売しているタイトルであり、207万本は海外での販売本数です。)
また、『マリオカート8 デラックス』が169万本(累計販売本数3708万本)、『あつまれ どうぶつの森』が126万本(累計販売本数3389万本)の販売を記録するなど、前期以前に発売したタイトルも好調な販売状況が続いており、ソフトウェア全体の販売に貢献した。加えてソフトメーカー様のタイトルも同様に販売を伸ばしたことで、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカーのタイトルも含めて9タイトルとなりました。
これらの結果、ハードウェアの販売台数は445万台、ソフトウェアの販売本数は4529万本となりましたが、前第1四半期は『あつまれ どうぶつの森』(2020年3月発売)がハードウェア、ソフトウェアの販売を大きく牽引していたため、前年同期比ではハードウェアは21.7%減、ソフトウェアは10.2%減となった。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、主にNintendo Switchのダウンロード専売ソフトやNintendoSwitch Onlineによる売上が順調に推移したものの、パッケージ併売ダウンロードソフトの売上が減少したため、デジタル売上高は759億円(前年同期比24.9%減)となった。
モバイルビジネスでは、前期までに配信済みのアプリが多くのユーザーに継続して楽しまれており、モバイル・IP関連収入等の売上高は131億円(前年同期比0.6%減)となった。